本日、小屋入りでした。

二度目の東京芸術劇場。
劇場入りは厳重な警備のもと、行われています。

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小屋入り後、アップをしながら待つわけですが

私は最終練習でがつーんと怒られたところ、そして自分なりに不安なところをとにかく復習。

最近は夜な夜な家の周りを音楽聴きながら散歩しつつ練習していました。(絶対不審者…)

床を踏むこと、
プリエを踏むこと、
上に抜けること、
キレ…etc.

とにかく作品の大切な質感を生み出すべく

何度も何度もプリエを踏みました。

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舞台上で場当たりでは

舞台と空間、床の相性の調整。

いつもの感触と全く異なる床をどうクリアにさせるか、

とにかく踊っていく間に感覚をつかみます。

また、こうした群舞はとにかく位置取りが大事になってきます。

作品に大きく関わります。

緻密な計算でほんの少しでも進む角度を間違えるとぶつかり合うので、何を目標とするのか・幕や床の目印・感覚とをすぐに覚え、

本番ではそれを気にしつつも大きな空間で上に抜けるように(必要以上に下を見ない)踊らなくてはなりません。

プロになればなるほどダンサーの集中力も高いため、ピリピリせずに淡々と進みます。

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私は日頃からよく自問自答していますが

いつも思うのは、

私はまだまだ周りが見えていないことや、感謝の気持ちが薄いこと。

スキルの成長も心の成長も確かにあるけれど、まだまだまだまだまだまだ甘いと思い知らされます。

感謝の気持ちとはつまり

あらゆるものへの態度です。

なかなか人は変わらない。
変えられない。
だからこそ努力しなければならない・・・

自分の成長も大切なこと。

でもダンサーにとって一番大切なことは作品のためになにができるか。
この組織の中での役割を全うすることができるか。
周りに合わせつつ、周りを引っぱりつつ、協力し合う。
それも、硬くならずに柔らかく。

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今日の通し、

悪かった所と良かった所とありました。

先生から褒めてもらえたことが本当に本当に救い

帰りの電車でも何度も何度も曲を聴いてイメージ…。

私は舞台前はナーバスになります。
・・・強くならなければ。

でもきっと本番は楽しめるはず。

下駄よ・・・頼みますぞ!!

 

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明日明後日、体調を万全に整えて、臨みたいと思います。

神聖な場所である舞台。

そこに乗れることに感謝をしながら、今日もお風呂で瞑想しようと思います・・・

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他の作品もゆっくり見たかったのだけど

なかなかそんな気分にもなれず。

でもちらっと見ただけでも、どれも素敵な照明と力強く美しいダンサーたちでした。

見に来て下さる方々、どうぞ楽しみにしていて下さい!

雪との予報が本当に心配です。。。

つくばから、水戸から、

北は福島から、南は福岡から来てくださる方々が。

どうか天候にも恵まれますように。