明日からまた自分が大きく変化する気がするので、ここで一区切り、書いておこうと思います。

 

 

11月前半。

冨田勲×初音ミクの舞台「ドクター・コッペリウス」の本番。

世界のTOMITA、世界の初音ミク、です。

モーションキャプチャーの撮影は8月末、プレッシャーで押しつぶさせそうになりながらなんとかやり遂げることができました。

 

書きたいことは山ほどあります。でも書けないので箇条書き綴っておきます。

・辻本知彦さんとの出会い。皆さんと重ねたリハーサル。風間無限さんの作品の向き合い方。プロフェッショナルの世界。ダンサーの世界。

・音楽家・作曲家という人々。モーションキャプチャの最新技術とデータ処理班の人々。

・冨田勲先生の夢、まなざし、想い、弟子たちの受け継いだ意思。

・子供ような純粋さと大人の人間関係。

・初音ミクと私。新境地。バレエの身体。色気。柔らかさ。宇宙。未来。

・公演の前日、初演、二公演目、千秋楽の舞台裏。

 

昨日のNHKの番組、私が出てるからという理由で多くの方にご覧いただけたようでしたが、冨田勲先生の音楽のすばらしさや、冨田勲という、死ぬまで夢を追いかけたひとりの人間の生き様に感動したという感想をいただきました。
 
私は、誰かから誰かへと、何かの橋渡しができること。媒体になれること、繋がりのお手伝いができること。そこに喜びを覚えます。冨田先生の音楽は本当にすごいので、多くの人に知ってもらいたいと心底思いました。私を通して人々が冨田勲という人物について知ることになったり、世界に誇る日本の技術やプロジェクトを知るきっかけになったら本望です。この壮大なプロジェクトに関わることができたことに心から感謝したいです。

 

この経験を経て、さまざまな変化・進化・深化がありました。私の舞踊人生の大きなターニングポイントではないかと。これまでも私は一つ一つの舞台やお仕事に、意味、価値、約束、想いをのせつつ、積み上げてきました。それが突然ポーンと上昇気流に乗り、【自分を信じる=自信】力を大きく飛躍させることになったと思います。
 
自信というものの、【方向性】と【密度】と【深さ】がここへきて変わった気がします。自分が纏っている空気感の変化。自分の目に映るものや何をどう見るのかいう判断力・こだわりポイントの変化。
 
私は、ここからが勝負です。
 

11月後半。

抜釘手術をしました。

脛骨(スネ)の中の長い釘は抜かない決断をしました。そのまま一生入れっぱなしです。横に入れてあった3本の短い釘を抜きました。

釘を抜いたとたん、私の身体はこれまで探し続けていた“感覚”が蘇り、「左脚」が繋がりました。

筋力の低下、左右差、きっとそれが原因だから、トレーニングを詰めばきっといつか戻ってきてくれるはず、その日を今か今かと待ち望んでいました。いつ繋がってくれるんだろうと、試行錯誤を重ねていました。

自主バーレッスン、マシンピラティス、カイロプラクティック、足首の治療、解剖学セミナーetc...

 

それが、釘を抜いたら、

「えっ」

「わかる!」

「床を感じる!」

って。

 

 

身体は、【両足】でなければならない【全身】でなければならない。それを身をもって体験しました。こんな感覚、この大きな怪我をしなければわからなかったでしょう。ピンチはチャンス。諦めないで良かった。

私はますます進化する!ワクワクしています。

 

 

12月前半。

ワークショップに勉強に。ドイツ表現主義というの時代の風を少しでも感じられたらと受けに行ったスザンネ・リンケのワークショップでは本当に深い考察を得られました。私には、バレエに熱中していた中学生のころから抱いている疑問がたくさんありました。当時自分の直観と持論と仮説から導き出していた答えがあり、それを筑波大学入学後、卒業後も継続して行っていた研究・分析していたもの達。
 
身体の骨格、筋肉、機能解剖学、バイオメカニクス、運動生理学、心理学など多岐に渡りますが、それらも点と点だったものが線になり、螺旋を描きながら上昇しています。
 
楽しい!

 

 

 

雑感。

人間関係というか、人生観というか。自分の身に起こる事象と物事への態度、その解釈。言葉にしてしまうと誤解を生むので明確な表現は避けたいと思いますが【その次元にいないと理解できないものたち】があるんだなというのが最近のテーマです。
 
年齢。10代、20代、30代、40代、50代、、、
性別。男の世界。女の世界。
貧乏人と金持ち。
一流と二流…プロとアマチュア。
良いとか悪いとかの話ではなく、私は単純にその差・違いに興味があって。
 
あとは「なぜあの人はそう考えたのか」「なぜあんな行動をとりたがるのか」といった、人間の行動、そのひとつひとつに対して、私の頭に浮かんでくるありとあらゆ問いや理由探し。32年間、常に自分自身に向けておこなっていました。それが癖になっています。これからもどんどん、自分や、物事に、社会に、疑問質問を投げかけていこうと思っています。
 
“女”であること。

 

髪の毛が腰まで伸びました。髪が長い、それだけで女性らしい仕草が生まれます。

爪を伸ばしてマニキュアを塗る。それも女性的な指先へと女を変化させます。

 

“女”である“私”。

 

その“私”に対して、これまでずっと否定的でした。理由はわかりませんが、受け入れることができずにいました。

でも初音ミクと向き合うことによって、ふっと受け入れることができて、

たまたま伸ばしていた髪から生まれた新たな表現があり、

自信をつけ、心を落ち着かせ、静寂の中にいるような感覚が自分なりに好きになってきて、

そしたらその女性らしさを評価してくれる人がぐっと増えたりして。同性からも異性からも。

 

これまで自分の奥の方に押し込めていた、自分の【欲】が

出てこようとしています。

 

自分が何者になるかは分かりません。

でも化けるなら、大きく化けてほしい。

 

自分の可能性に賭けて、これからも邁進していきます。

貪欲に。