1日。

バレエクラスを受けに鎌倉へ。私の心と身体を動かしてくれるのはいつも踊りなのだ。2016年の最後と2017年の始まりにバレエが出来たのは良かった。すごく楽しかった。30日に田中泯さんのパフォーマンスを見たからか、身体が変わった心地がした。いつも詰まっている背骨の一部が通っているのだ。公演後から身体に変化が起きているのをビリビリじわじわ感じていたが、踊るとよく分かる。面白いものだ。

私には初鎌倉。鎌倉の鶴岡八幡宮でご祈祷してもらった。元日に人でごった返す初詣に行くのは滅多にない。覚えているのは高2の時と27の時くらい。その時は彼氏や家族がいたから耐えられたと思う。今回は独り。でも並んでしまった。なんでかな。

プロフェッショナルの領域を知る幸せと不幸せ。希望と絶望。欲望と純真。振れ幅の大きな一年になりそう。きっとそれに耐えられるだけの次元に来たのだ。いや、耐える、じゃなく楽しむ、だな。

 

2日。

体育館で自主練。隣ではバドミントンをする親子やサークルの皆さん。恐らくこちらを見ていないだろうが、軽くギャラリーがいるガヤガヤした場所は逆に自分の世界に入り込めるようだ。楽しかった。即興メインの練習。あっという間の2時間半。今週末のパフォーマンスに向けて作品づくり。ガガガガーっと踊って沸々とした身体から作品は生まれるのだと思った。今の私と、観客に向けてのメッセージを込めたものにできた。毎日練習して、良いものを見せられますように。

 

12月29日の公演「人のお陰」動画を見た。あまり"出さない"ようにしてるところの細かいニュアンスはさすがに映り込んでなかった…そういうもんだろう。どう見えていたんだろうか。後半の"思いっきり"なところは自分でもびっくり。その瞬間瞬間を"生きている"踊りはやっぱ良いんだなぁ。でも私のあれはだいぶ髪の毛に助けられている。緊張感+落ち着きと呼吸、をもっと手に入れよう。ボロボロだと思っていた辻本さんとのシーン、面白かった。辻本さん、凄すぎるー

 

独りのようで独りでない、不思議なお正月。姉はドイツで家族と、母は私もよく知る友人の方と二人で過ごしたらしい。ただ年号が変わるだけなのに、身体が感じる心地が違う気がする。やっぱりなにかの"流れ"が変わるのだろうか。2017年。元日からたくさんの新しいことが起きている。いつも少し高いハードルを置いて、前のめりな生き方を。

 

感情は溜め込まないように。抑えた感情は、身体の中で悪さをするから。愛を与える。夢を語る。想いを受けとる。温もりを感じる。怒りを吐き出す。哀しみを流す。…感情の経験は踊りを豊かにしてくれる。私が出会いたいのは、これまで奥底に抑えていた感情。どんなかたちで、どんな色をしていて、どんな匂いで、どんな味だろう。

・・・一日の終わりは、なるべくなら希望を見いだす方向性が良い。また明日!