去年に引き続き、講師の依頼をいただきまして、栃木県高体連ダンス専門部主催のダンス講習会の講師をさせていただきました!

 

200人を超える高校生に向けて、今年もエネルギッシュに教えてまいりました〜!

去年は初めてのことで様子も分からなかったため、午前と午後、2時間ずつというのはキツイかな〜集中切れちゃうかな〜と思い、前半はそこまで動かずに説明をメインにした内容にしていました。

 

「体力だけはある高校生なので、もっと動かしても大丈夫!」

 

とアドバイスをいただき、今年は去年よりも運動量を増やしました。

 

前半は、【バレエ】

 

バレエといっても、

 

私はバレエの動きができるようになる体を目指しているわけではなく、「動く身体、機能的な身体、動きたくなる身体」を目指しているので、"この動きでなにをしたいのか"をきちんと説明しました。頭と身体の両面から理解してもらえたらと。

 

全身くまなく密度濃く…という感じなので終始説明が熱かったと思う(笑)でも高校生のみんなは真剣に聞いてくれました。幸!

 

▪️まずは足指から

踊りは足の指が機能していないとはじまらない。

…ペアでの甲出しや足指ストレッチ、素直かつ実に大きな反応でしたね(笑)

(足の指、動いてる?)

▪️じっくりストレッチ

意識の置きどころ、ペアの人のサポートの仕方、お互いの感覚を丁寧に見つめて感じ合う。(ウォーミングアップで身体の精度もアンテナも変わる)

 

▪️体幹トレーニング

体幹トレーニングは姿勢が大事!やるからにはそのトレーニングの効果を得られるように、四肢が繋がる体幹になるように。

 

▪️バレエのレッスン

バレエの基礎はすべてのダンスの基礎。なるべくバレエ用語は使わず、"目的"を表現して動かしていきました。みんな、集中力高い!

 

・5本の指の向きに膝を曲げる。

・床を押す。さらに押す。

・軸がぶれない。

・骨盤は水平を保つ。

・膝は裏側で伸ばす。

 

▪️ジャンプ

8種類のジャンプ×8回!←これ大好き(笑)

あとシャッセやグランパディシャ、それらを組み合わせは短いアンシェヌマンを。ターンまでやりたかったけど時間切れになっちゃった。

 

- お昼休憩 -

 

後半は、【コンテンポラリーダンス】

 

▪️手・肩・首のストレッチから。

逆立ちや頭の重さを使ったムーブメントが含まれるから大事。ペアの人は相手の身体を温めてあげる手で触れてね、と。

 

▪️腕の脱力から腕のスウィングのムーブメント。

(どこまでも上~)

▪️脚の脱力から脚のスウィングのムーブメント。

(力抜いて!笑)

…去年と同じ曲、同じ内容にしたので覚えてる子がいました♪

 

▪️最後は振り付け。

コントラクション、アラセゴンターン、転がり、スライディング、、、

難しい動きにも果敢にチャレンジしてくれました!

(全身使って!)

私はずっとお手本としてみんなと一緒に動きます。じゃないと伝えたいものも伝わらない。というかみんな理解できない。身体で理解してほしいものは身体で見せなきゃ。見せられるのだから!

コンテンポラリーダンスはムーブメントであって「右足出して〜左手上げて〜」ではない。目の前の生身の身体のエネルギーやスピード感や呼吸を伝えたかったから。みんな感じてくれたかなぁ。

 

伝えるには全然足りないほどの短い時間だったけれどそのぶん子供たちは集中してどんどん吸収していってくれました!なにより楽しんでたと思う(たぶん)!嬉しかったです。何度も美しい光景を見ました。

 

栃木県の高校ダンスの技術向上と身体の自由度アップ、楽しいからだづくりとして、子供たちの役に立てたら本望です。

 

▪️講習会後のデモンストレーション

「more」を踊らせていただきました。

…一番緊張したのはこの瞬間でした(笑)

踊りながら身体に集中しつつも、みんなの空気を感じました。「わ〜集中して見てくれてる〜嬉しいな〜」って。

 

いただいた感想、大事にします。

ありがとうございました。

 

…………………

 

栃木県では県選抜を勝ち抜いた高校1校がオールジャパンダンスフェスティバルin神戸に出場します。

 

今年の出場校の作品を見させていただき、僭越ながらコメントとアドバイスを。

 

なんか去年よりすごぉくレベルアップしてない?!って思いました。素直に。今年も頑張ってほしいです。応援してます!

 

3年生のみんなから「あ、あの!握手させていただいてもいいですか!」なんて嬉しいこと言ってもらっちゃいました。

照れますね(笑)

 

今年も楽しかったです。ほんとに。

 

今の身体、自分史上最高を更新中。

このような場があるからこそ私自身の技術も精度も上がるというもの。舞台という場も好きだけれど、「吸収したい!」という若い子達の前で、私はいつも以上の力を発揮できたように思う。

 

動ける身体を持っていることに感謝。

こういう機会をいただけたことに感謝。

 

皆に幸あれ。

 

さぁ、また次の次元へ!