《現代舞踊名作劇場》3月24~25日
彩の国さいたま劇場
・「体-たい-」(出演作品)
・「プロメテの火」
二日間の公演を無事に終えました。
先生方、共演者の皆様、関係者・スタッフの皆様、本当にお世話になりました。学び多き素晴らしい機会をいただき、心から感謝致します。
見てくださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。
「体」をご覧になった方々から感想:
-群舞がまるで一つの生命体のようにも、または分子や原子などのミクロの世界を見ているようにも感じられた。私自身もいつの間にか体が解けてなくなり、空間と一体化してしまったような感覚に。-
-なんだか自分の体の中の細胞たちが踊ってるみたいな感じがして、その細胞の揺らぎに身を任せながら家路につきました。-
ダンサーとして【媒体】となり観客になにかを伝えたり与えたりすることができたら本望だなぁと思っています。
個人的には、まだ課題はあれど良い状態の自分を見せることができたのではと思います。この作品に出たことで踊りをまた好きになれたし、自分になれた、そんな感覚になりました。
ミストレスの先生から
「自分を捨てることができるようになったね」と。
先輩共演者の方からも
「前はもっとバレエダンサーって感じだったけど、変わったよね。やわらかくなった。」
と言われました。
「体」ほどの大作は人生の中でそう何度も踊れるような作品ではないと思います。それをこうして2度も踊れたこと、また成長してきた「今」踊れたことが何よりも幸せでした。
私は私の身体で。その中でできることをやる。
できる範囲でやるという意味ではなく、自分を満たすこと、体を隅々まで繋げること、沸き上がるものや動機に対して素直であること。人のやり方を真似することはヒントにはなるけれど自分のものにするには練習(行動)して身体で感じるというプロセスを踏んでこそ。生き方にも通じるものを得たと思います。
混乱してネガティブに陥ることも多かったけれど、本番が近づくにつれて心身が上がっていく心地がしました。その感覚は「まだできる。」という自分に対する希望となりました。
考えないで感じることをこれからも心掛けていこうと思います。
私の人生はこれからも続いていくし、舞踊界も、社会も、継承・伝承されていく。「生きる希望を信じること。愛と情熱を持ちつつ、受け継いでいくこと。」打ち上げではこうして半世紀経った後も受け継がれているということの意味の大きさをひしひしと感じました。
-終わるためにやっているのではなく、繋いでいくためにやっている-
私たちダンサーが作品に関わること(息吹を与える、成長させる、新しいものを生み出す)は、終わるためにやるのではなく、繋いでいくためにやっている。この経験を次に繋げる使命を持っているんだと。刹那的な今の社会で大切なことを見失ってしまっていた自分に気がつきました。
撒かれた種を受けとり、育ててまいります。
今後も精進します!!
西園美彌
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