ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団!
本場ヴッパタールの劇場で鑑賞しました。
ドイツにいるんだからいつか行かなきゃって思ってた場所に来れたー!!
作品は
「DER FENSTERPUTZER」(THE WINDOW WASHER)
(パンフレット)
この作品を観れて良かった。本当に良かった。美し過ぎた。あまり再演されない作品らしい。
贅沢にも2日連続で鑑賞。
1日目は卒業以来の大学同期と。
2日目はアムステルダムのダンサー友達と。
※Tanztheater Wuppertal - Pina Bausch
HP→http://www.pina-bausch.de/en/dancetheatre/index.php
具体的な感想はうまく書けません。
すごい、そして美しい。
でもこの美しさを理解できるようになれた自分に嬉しく思います。
(ポストカード(右下)買っちゃった)
……………
【デュッセルドルフで大学同期と再会】
ミュンヘンからデュッセルドルフは電車(ICE)で5~6時間。
デュッセルドルフは「ドイツの中の日本」と呼ばれるほど日本人の多く住む町。またタンツハウスなどがあり昔からのダンスのメッカということで興味がありました。
約1ヶ月ほど前に、大学同期タカが日本からデュッセルドルフに行くというのを聞いて即連絡!
大学時代の私達はほぼ接点がなく、皆それぞれ部活ごとに行動していたため、彼女と私はすれ違い様に少し話す程度でしたが、Facebookで近況を見ては互いに興味を持っていたのでした。
タカは私がダンサーということで、ちようど公演時期が重なっていたピナの舞台を観に行こうということに。
彼女は日本でも公開された映画「Pina」を観てピナ・バウシュに興味を持ったのだそう!映画化に感謝。ていうか、もっと広まらないかな、この世界。
デュッセルドルフには本当にたくさんの“日本”がありました。
とりあえずラーメンを食べ(半年ぶりのラーメン。メニューが日本語!笑)、(タカです)
観光を全くせずにひたすらしゃべる私たち。(カフェにて)
大学時代一度も語ったことなんてない関係だったのに、ドイツで再会するなんて。人生は不思議なことだらけだなぁ。
タカの人生もまた面白く、バリバリの体育人だったのが卒業後ドイツで3年半自由人として過ごし、今は地元で伝統工芸のお弟子さんなのです。
タカの友達と合流し3人でピナの舞台を観に行きました。
ピナの劇場はデュッセルドルフから電車で30分のヴッパタールというところにあります(だからヴッパタール舞踊団)。
ヴッパタールの名物、モノレールにも乗りました!
(あ、モノレールは写ってない…)
Opernhaus Wuppertal!!
1等席のセンター、見やすくて良い席で鑑賞♪最高でした。
この日はデュッセルドルフのタカの友達の家に泊まらせてもらい、3人で飲んで語る。タカの友達は芸術系だったので話も楽しくて。
ピナの舞台もそれぞれに感想を語り合いました。
「舞台を純粋に楽しむ」
ホント、それに尽きるなと。
……………
【ピナの舞台2日目はダンサー友達と】
さて今回私は、帰りの電車のチケットを1日間違って買ってしまいました。
「まぁ、ひとりで観光してもいいかな~」と考えていたところ、たまたまその時メールしてた友達が「私も行きたい!」と言うので彼女と合流することに。ダンサー友達の彼女とは怪我して以来の再会だったし、間違えて良かった♪(笑)
彼女もダンサー。やはり本場ヴッパタールで舞台を観に行きたいということになり、私もせっかくだしと思って2日連続でピナの舞台を観に行きました。連続で観るとまた違う楽しみ方ができるし♪
合流した私達は奮発してお寿司を食べ
またもや観光をせずに近況を延々語り合うってゆー(笑)
(こころちゃん)
劇場に着くと、なんと大学時代にお世話になった舞踊関係の先生がいらっしゃって、その先生から「1枚キャンセルが出て余ってるから」と1等席を1枚いただいてしまい、2人で前半と後半で交互に1等席で観ました。
この日私達が買っていたのは3階席。でも3階席の1列目のセンターだったし悪くはなかったのですが、やはり場所によって受ける印象やダンサーのエネルギーは変わるものなのだなというのが分かりました。
2日連続、3箇所からの鑑賞。
ラッキーだ~!
終演は23時前(結構遅い)。帰りになんと電車が止まるというハプニングがあり、ホテルに辿り着いたのが午前1時過ぎ。これも良い経験(笑)
そしてそこから徹夜で語り合いました。
話す内容も違えば、受け取り方も違うもの。楽しみ方も変わってる。
深みというか厚みというか。
よりオープンに、よりシンプルに。
良い時間を過ごしました。
……………
最近会う人会う人、延々と語っています。なぜこんなに語れるのか。こんなこと、私の人生で初めてです。
この現象はたぶん、海外にいるということそれだけで、皆いろんなことを考えるからなのでしょう。私だけがしゃべっているわけではなく、お互いに喋りたい・共有したいことがあるからこそ時間が足りなくなる。
海外経験組として・ダンサーとして・人として
具体的な経験は全然違うけれど、共通する部分はたくさんある。
私自身、話をしながら、「(自分自身が)変わってきてるなー」と思う部分もあったり。
自分に対して、周りに対して、必要以上に臆病になっていたことや神経質になっていたものが、良い意味でゆるく寛容になっているように感じます。
…もうずっと踊りという踊りをしてない私ですが、踊るとどう変わってるんだろう。いい成長ができているといいな。
(劇場にて)
……………
「海外を経験することを日本にいる人に勧めるかどうか」
を時々考えます。
私は、どっちとも言えない。
でもやはり変化は生じるので
「面白いと思うよ」
と言うかなぁ~というのが半年たった私の意見です。
また半年後に変わってるかも(笑)