情報にあちこちついて行っていた。

目に入るものにいちいち興味を持ってしまう。

それが本当に興味をそそられたものであるならいいのだが、大抵は「ちょっと口さみしいから甘いものを…」といった程度の興味であって、

その情報を読んだとしても目を動かしただけで心が動く結果は訪れない。つまり読んでも読んでも頭に入らない。

 

私は自分軸がなくなっていた。分からなくなっていた。

 

それが身体にも現れていた。

肩が前に出て猫背気味に。

そして肩が力みがちとなり「緊張している、頑張ってます感、気負ってる」状態に。他人から見てもそういう印象に。

気持ちは前に出たいけれど重心が定まらないので目だけは前に出てしまう。ギンギンに。そして眼精疲労。

 

…そんな感じだった。肩の力の抜けた今だからこそわかる。

 

今の心地を記録しておこう。

 

・肩の力が抜けて首がスッキリ見える。痩せた印象。

・感覚として眼球が引っ込んだ感じ。重心が変わったのだろうか。

・足首が細くなる。お尻の締まりが良くなる。

・リラックスしやすくなる。寝付きと寝起きが良くなる。

・後頭部を上に引っ張られているような感覚が常時自然とある。

・歩いていても、ふらふらせずにまっすぐに歩ける。

 

 

メンタルの作用。

身体の変化。

 

ここ2ヶ月くらいの生活で試してみたこと。

≪食べ物を変える≫

―コーヒーをやめた。

―お菓子をやめた。嘘、10分の1くらいにした。

―夜20時以降は控える。その代わり昼間はいくら食べても良いことにする。

あとは

―冷房で冷えるときにはホッカイロを肩や胸部(前面or背面)に。

 

 

睡眠についてもいろいろ言われているが、私は「寝る子は育つ」は本当で、子供にも大人にも眠い時は寝る方が良いと思っている。

―心も身体も動けないときには寝る。

 

ただし注意が必要。緩ませすぎた身体と心は引き締めるのに相当の刺激を与えならなくなる。スイッチをちゃんと入れる、きっと自分の身体は動いてくれる、、だから今は休む、、、と自分に言い聞かせて。

 

そして身体が動いてくれそうなときにしっかり動くといい。

 

 

軸が定まった、となぜ分かるか。

 

・心と身体の距離が近くなる感覚

 

疲れていても、「動かなきゃ」と思えば「動いてくれる」。全身ダルくて重くても、眠くて目が開いてなくても、「動いてくれる」。

 

・頭の回転が早い

 

先を読むことができる。こうしたらあぁなるから、じゃあその前にこうしておこう。とか。瞬時の決断。

 

・なんとなく余裕がある

 

時間が3時間あったとして、すぐに行動に移せるようになっている、決断が早くなっている、迷いを起こさない、ということから出来ることが増える。結果、ギリギリになってしまうことが減って、余裕や余白が出る。そんなとき、本来の自分がふと思い出されたりする。

 

 

実はこの数ヶ月スランプを感じていた。日々の成長は確かにあるのだけれど、どこか「これじゃない」感。

 

心と身体が繋がってないような。

もっと"感じていたもの"があったはずなのに、あの感覚はどこへ行ったんだろう?と。

 

それが7/2の本番に向けて少しずつ取り戻せてきたような気がして、

今回のオーディション結果(ガツンと来た)にスクっとして、

眠い顔を平手打ちされて目が覚めたような感覚に。

 

今日清水先生(Water Flowのリハーサルでした)に話したら

 

「そういう時期ってあるんだよな」…と。

 

先生もいろんなバイオリズムとタイミングをご経験されてたそう。なので、その重みのある言葉に少しホッとした。

 

今日、「清水先生、私のソロの部分、去年の踊りを見ていてなんかテンポと呼吸が悪い気がするので、少し改善させていきたいと思ってます。」と伝えてみた。

 

すると先生は

 

「良いよ良いよー。どんどん見せてくれたら嬉しい。美彌に合うかなと思って、美彌だけの振付にしているところだから、"美彌"が出てくるシーンにして。"自分のもの"にしていってくれ。僕は"その人・その人間でしか成立しないもの"を作っているから。誰でも穴埋め出来るようには創ってないから。どんどんやって!」

 

と。

 

 

ー 自分軸 ー

 

それが"通る"心地は、なんともいえない清々しさがある。

 

自分にも他人にも素直になれる。

 

説得力のある言葉や身体は、能動的であるかどうかである。自分がどうしたいのか。

 

声の通り方も違う(身体に響く)

床の感じ方も違う(足裏の接地が柔らかくなる)

人との接し方も違う(気負わず自然体でいられる)

周りが見れる(瞬間的空間認知能力を発揮)

 

 

心の軸。

体の軸。

生き方としての軸。

 

人の目に見えるものでなくても自分の中にあればいい。無理に言葉にして表に出そうとしなくていい。だが信じて。