【1~4歳児の身体教育】

ISK Kids Academy (つくばキッズアカデミー)にて1~4歳の子供たちへのバレエクラスを担当しています。

担当を始めて1年半になります。
アシスタントの先生方に助けていただきながら、今日は18人の子供たちと楽しくレッスンできました。

この年齢の子供たちへは基本となる身体づくりや身体感覚、運動経験をさせることがなにより重要と考えます。なので、「バレエ」という動き自体はとても少ないです。伸び伸びしたいという子供たちの身体をバレエの型に押し込めるのはこの年齢ではまだ早すぎるし、なにより彼らには言葉の説明が通じなければ、気分と集中も続かせることが難しい。

理論的な説明が得意の私は当初本当に困惑し超絶向いてないと思いました(笑)

 

写真のようにみんながちゃんと座って私の方を向いてくれるのも子供たちとの信頼関係ができてきたかなと思うのですごく嬉しい!幾度となく私の指導力不足と経験不足を感じ重い足取りで帰る日ばかりでした。でも私が大事にしたいと思う、同じことを続けてきました。

ダンスもスポーツもそれ以外の場面でも、足指がしっかりと動くかどうかはすごく重要なので、「グー」「パー」をたくさんします。
開脚と背中の背屈といった柔軟体操、逆さま体験。
歩く、走る、跳ぶ、転がる、うしろ歩き、スキップ。
音楽が止まればみんなで止まる。音を聞く耳、まわりの気配を感じるセンサーもついてきました。

一人の子供が「わぁ!楽しい!」と自らの意志で身体と対話し出す瞬間が現れたときには「キター!」と嬉しくなります。「先生の話聞かなくていいから、そのままいけ!」と思っちゃいます。その集中力がのちのち大きな飛躍を生む。

子供たちって、突然目が輝き出すんですよね。笑顔や、動きや、集中力。ぼーっと見ているだけだった子が突然上手に真似ができたり。驚きと感動の連続です。

指導しながら見えてきたのは、コンセプトや方法論はその時間を効率的で無駄なく遂行させることができるけれど、子供たち一人一人の心に響かせるためにはとにかく指導者の熱と愛と集中力なのだということ。

心と身体。
柔軟で、しなやかで、豊かなものに。

物心つく前なのできっと私のことは忘れゃうでしょうが、楽しい!という経験や思い出は彼らの中に刻まれ、何かの折に彼らを助けてくれるものと信じています。

 

ISK Kids AcademyさんのInstagramにはもっと可愛い写真が😍

毎月のマンスリーレターに書いているレッスン内容も載せてありますので、ご興味ある方はご覧ください。