「うわぁ、“めっちゃ座骨”!」の瞬間

西園美彌が奥村正樹さんとタッグを組む理由。

それは、目の前の人に、より身体に意識をフォーカスしてもらったり、自分の身体をイメージしてもらったり、頭と身体に響くアプローチを提案したいからです。

私には

ダンサーとして築いてきた【身体感覚を言葉にする力】と指導者として【その人の感覚を引き出す身体感覚ベースの指導言語】を持っています。(魔女wordと言われる)

そして奥村さんには

鍼灸師・アスレチックトレーナーの有資格者としての【理論的な身体知識】と海外でも活動してきたトレーナーとしての【トップアスリートの身体を間近で見てきた経験からなる語彙力】があります。

私がエクササイズを行う際に話す抽象的な言葉に奥村さんが解説を加えたり、奥村さんが説明する理論的な解剖学的用語と機能に対して「感覚的にはこういう反応が・・・」というように、様々なバックグラウンドを持つ受講者に対して理解への糸口がより多い方がいいだろうというのが私たちの考えです

受講者の皆様からの感想にはその部分に触れて書いてくださる方もいらして、このタッグでやっていることの効果と必要性をより強く感じました。

今回も皆さん、素晴らしい内容です!どうぞお楽しみください!!

【マスターズスイマー】

セミナーでは、まず最初に西園さんのレクチャーがあり、今回のセミナーの主題がなぜ「姿勢づくりと立ち方」なのかや、そのためにダンサーの知見がどう活かされるのかの説明があったのですが、そのお話1つ1つが納得できる、すとんと腑に落ちるものでした。


「技術の習得以前に『身体が機能的な位置にある、配置されている』ことが重要」

当たり前のことのようですが、この事を普段からきちんと意識できているのか?
この意識を持っていれば、練習の時間だけでなく普段の生活そのものもトレーニングの一環になる→使える時間が飛躍的に伸びるのではないかと思うので、日常の中でも意識を持って過ごそうと思います。
また、今回は奥村さんによる解剖学的な見地からの運動の説明もあり、理解が深まりました。
頭の中で股関節の位置のイメージを置き換えるだけで、動き方が変わる体験は衝撃的でした!


「『イメージ』と『動作』はリンクする」この事を実感したのも大きな収穫だったと思います。


そして、西園さんが教えてくださった1つ1つのエクササイズによって、身体の感覚がどんどん変わっていきました。この感覚はやはり体験してこそ分かるものだと思います。


足が地面に吸い付く感じ、その上に身体がすっと乗っていく感じ。
無理なく、そこに「在る」ことが出来る。
無駄な力を使わずに立てる、芯が自然に通って支えられているからこそ、自由な動きが出来ると感じました。
足から積み上げていくこと、坐骨を感じること、身体を引き上げること、どれも大事だと思いました。


私はピラティスなどもやっているので、坐骨に座るというのも、背骨を下から積み上げるというのも、実は言われたのは初めてではありません。
でも、その強度も精度も今までやってきたものとは段違いでした。
もう別物と言っても過言ではありません。

例えば、(背骨を)下から積み上げると言われた時、今まで意識していたのは骨盤と背骨そのものと頭だけで、下半身への意識が希薄でした。
それが、今回足元から全てを積み上げていった時の安定感といったら。
その違いに驚きました。


加えて、立位で身体を伸ばすのも、(天井から吊り下げられているイメージで)上に伸ばすことばかりをメージしていましたが、今回、両側に伸びる、下にも押すと言われて、これも感覚がガラッと変わりました。
その状態で爪先立ちになったり、片足立ちをしてみると、今までとの違いがより顕著に感じられました。
今までは、ブレそうになる身体を力でコントロールしようとしていたのに対して、今回は自然にすっと安定していられました。
西園さんの言葉通り、三角形の底辺が床にあるような安定感。
今までは逆三角形で立っている身体をなんとか力でバランスを取って保とうとしていたんだと思います。
これでは、体勢を保つことに余計な力を使っていて、やりたい動きを阻害してしまうと納得しました。

その後、ストリームラインを作りましたが、基本的な事のはずなのに、これが意外と難しい!まだどうしても、身体を引き上げるのに余計な力が入ってしまいます。
西園さんに教わって、細かい修正もしてもらったストリームライン。
再現するのには、まだ頑張って姿勢を作らないとならないのですが、自然に、いつでも陸上でも水中でもこの姿勢を取れるようにならなくては。
最初にも書いたように、日常の中でも繰り返し姿勢を意識して、少しでも自由な身体を手に入れたいと思います。

目指せ、新しい自分。

1つ1つ書き出すとキリがないのですが、4時間があっという間で、とても濃い学びの時間でした。

余談ですが、奥村さんが雑談の中で、きちんと姿勢で立てて力みがなくなると肩こりも軽減すると仰っていたのが印象的で、同時に自分も上半身の無駄な力みがなくなったことを感じていました。
そこで、私自身には肩こりはありませんが、肩こりが酷い友人達に、足のほぐし方をはじめとしたエクササイズを伝えました。
皆、興味を持ってくれて、やってみると言っていました。
すぐに結果が出るものではないと思いますが、少しでも身体の悩みから解放されることを願い、皆の変化が楽しみです。


色んな人に内容を広めて良いよ、と仰ってくださった西園さんと奥村さんに感謝しています。
周りのスイマーにもセミナーに参加してほしいし、私が受けたエクササイズの内容も出来るだけ伝えていこうと思っています。
繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

・・・ まだ体験したことがない方のことを意識して感想文を書いてくださっているように感じました。大変ためになる内容がたくさん盛り込まれております。ありがとうございます!

【マスターズスイマー】

プライベートレッスンで魔女トレの凄さを思い知ったのですが、その後、
自分自身ではなかなか再現できずにいました。
それが今回、もう一度じっくり納得するまで出来ましたし、奥村さんによる理論ベースの解説により頭でも体系的に理解ができたので、より再現性が高まったと思います。(後日、実際に何回かやってみてそうでした。)


奥村さんの言う「意識できない部分は使えない」というのは本当にそうだと思いました。身体の構造を正しく知って、動かし方の意識を変えるだけで、こんなに動きが違ってくる(自由になる)ことにも驚きました。

デルマトームのくだりもとても興味深かったです。末端の感覚を整えることの重要性を理解したので、これから先、何だか感じが良くないな…と思った時には、足先や手先の感覚を整えることもやってみたいと思います。

またこの日のトレーニングで感じたことを、忘れないようにメモしておきます。足の指~足のひら~股関節~骨盤という順番に感覚を整え、組上げていくことで、こんな感覚になっていました。


・足が床にぺったり張り付いて、荷重が一様に分散される感覚(重いような、軽いような)
・どこにも力を入れていないのに、がっしりとたくましく感じる下半身(自分の腰回りを触ると、今までにないくらいに太く感じた!)
・上記が元になり、下半身の安定感と、そこから生まれる肩・腕・首の脱感


姿勢を維持するための体幹の筋肉は遅筋であり、短い時間頑張る体幹トレーニングでは必要な遅筋が鍛えられない、というのは言われてみれば納得でした。

日常生活やトレーニングの中で、体幹を意識し続ける必要性を認識しました。

■最近感じていること
実は、西園さんのことを知ったときに、「なぜバレエが他のスポーツの競技力向上に?」という疑問がありました。帝京大学水泳部での素晴らしい実績は理解していましたが、頭のどこかにそれが残っていた気がします。
それがここにきて、腑に落ちたような気がしています。
人間は、強いもの(高いパフォーマンスを発揮できるもの)に対しては、本能的に「美しい」と感じるものだと思います。そしてその「美しい」姿勢・動作を追及するバレエダンサーは、身体的に高い能力を 発揮できる状態を作り上げるプロなのだと。 だから今、他の競技からバレエが求められているのは、必然だったのだと。

■今後について
セミナーを受けっぱなしでは意味がなく、これからの取り組みが大事だと思うので、これをやっていくぞ、というのを宣言します。(後に引けなくなるように…)


・姿勢、お腹の引き上げは、日常生活の中で意識すること。特に通勤途中、歩きながらなど。
・練習前にはできる限り時間を取って、魔女トレすること。
・「魔女Word」を理解し、自分の感覚へ落とし込めるように、身体の構造の勉強をすること。

上記を続けていくことで、また知りたいことも出てくると思いますので、今回のようなセミナーには積極的に参加し続けていきたいと思います。GWのレッスン【下記に説明を加えています!】も楽しみです! これからもよろしくお願いいたします!

【競技ダンス部のダンサー】

先日のセミナーでは大変お世話になりました、遅くなってしまいましたが、感想を送らせていただきます。


本当に勉強になりましたし、ジャンルは違えど1ダンサーとして西園さんにすごく憧れるようになりました、今後もツイッターなどで追いかけさせていただきます、ありがとうございました。


新たに知る様々な考え・知識が非常に興味深かったですし、今まで知っていたけれど繋がっていなかったことが結びついていく感じが非常に面白かったです。


まず、筋トレよりも、正しいやり方で行えばストレッチが体を使う上で意味をなしてくる、という話が目からウロコでした。確かに筋肉は大切ですが、いくら筋肉があってもそれをうまく使えなければ意味がないということを、実際に足のストレッチや坐骨のエクササイズを通した数十分間の変化の中で実感しました。足のストレッチの後に地面に立った時の足の裏が地面にしっかり吸い付くような感覚、少しバランスを崩しそうになったり押されたりしても足の裏やそこからつながる感覚が敏感になったおかげでどっしり立つことができたあの感覚は衝撃的でした。

今まで、ストレッチはウォーミングアップや運動後の筋肉をほぐすためのもの、体の可動域を広げるためのもの、程度の認識しかなかったことを反省しました。骨の流れ・まっすぐさ、負荷の強さなど、あそこまで細かく注意を払う西園さんのストレッチへのこだわりに驚きました。体作りはもちろんですが、これからは現状で持っているものを最大限に使えるような体にしていく、ということを大切にしていきたいです。

また、筋肉に入れる力は0でも100でもよくない、2、30%くらいの出力の方がインナーマッスルが使えるのではないか、という話も興味深かったです。ダンスをやっていますが、スピン後の停止など、これまではしっかり立たなければ!と思うところで、とにかく体を思い切り使えば良いという発想で、足裏も体も過度に力んで逆にコントロールができていなかったように思います。あっているかはわかりませんが、セミナー後、適度な脱力を意識して練習に取り組んでおり、今まで重さを出そうとして自分で自分の筋肉を押さえつけてきたのが、伸びるところが伸びるようになって動きのつながりがスムーズになったように思います。

骨で床を押す・骨を積み上げていく・伸びていくという感覚も新鮮でした(勝手に幾つかの話を自分の中で繋げているので、違っていたらすみません)。

バレエとジャンルは違えどダンスなので、姿勢のまっすぐさなどについては今までも言われてきており、お尻のくぼみができるようなハムストリングの利用やお腹の引き上げなど、言葉で言われてやろうとはしてきましたし、個々では確かに気をつけていました。

しかし、西園さんの体を触りながら、西園さんのお尻だけを気をつけた時・お尻だけでなくお腹の引き上げとつなぎ合わせた時の違いを目の当たりにして、(あのつながるような引き上げがすぐできるとは思っていませんが)もっと私はそれぞれの感覚を繋げていく必要があるのではないかと強く思いました。

実際、ストリームラインで伸びていく練習では、「体の中心に集める力」が弱い、という指摘を受けて、体のコントロール能力・筋肉が不足しているからという面ももちろんあるとは思うものの、お腹の引き上げ・お尻のくぼみ・床を押した足からの力がそれぞれ身体感覚としてつながっておらず個々で考えていてしかもそれぞれをおそらくアウターマッスルでつなげる傾向があるからすぐに抜けてしまう、全体を常に制御できないのではないかと思いました。

インナーマッスルを使って伸びることが重要であること、そのためには骨で床を押してその力を利用する感覚、その力を使って骨で全身を引き上げ伸ばしていく感覚が重要であることを、忘れないようにしていきたいです。正座から上体をまっすぐなまま前後に倒すエクササイズが、個人的には背骨の上下のつながりと伸びを意識するのに一番実感があったのですが、まだまだすぐ抜けてしまうので頑張っていきたいと思います。

また、奥村さんによる解剖学の話も非常に興味深かったです。股関節股関節とよく言っていましたが、私も股関節の位置を勘違いしている典型的なパターンでした。実際に股関節の位置のイメージが変わるだけで足の動かし方が変わりましたし、お尻側から足先までの筋肉のつながりの図を見たおかげか、ダンスを踊る際にも足の使い方の意識が変わってきた気がして、非常に楽しいです。

他にも、引き上げの際のあばらの位置や骨盤の傾きや踵重心など、個人的に考え直させられる部分が非常に多く、あっという間の4時間でした、

是非また何かの機会でご指導いただきたいです。この度は誠にありがとうございました!

最後に一つだけ質問なのですが、坐骨のエクササイズや長座体前屈の際に坐骨を立てることを意識した際、鼠蹊部あたりの筋肉が非常に疲れてしまいます。長座体前屈で坐骨の向きを変えていくエクササイズの際に、鼠蹊部ではなくもっと後ろのお尻側の股関節から、とお話しされていたような記憶があるのですが(違ったらすみません)、やはりここが疲れてしまうのは良くないでしょうか、もともと長座体前屈で骨盤を立てようとするとちょうど直角に折れているあたりの鼠蹊部のあたりの筋肉がすぐ疲れてしまう傾向なあります。やはりまだこれは坐骨で床を押す感覚が足りないからなのでしょうか?セミナー外、しかもメールでの質問で申し訳ないです、もし問題がなければ少し教えていただけるとありがたいです。


(この方へは詳しい説明とアドバイスを返信させていただきました)

【競技ダンス部のダンサー】

これまで自分でストレッチやボールマッサージなどで骨盤、脚にはアプローチしていましたが、正しいアラインメントという意識がなく、また足に対しては足裏をボールでマッサージすることしかしていませんでした。足指は、物を足でつかむのは小さい頃からイメージをもっており親指と人差し指間は以前から開くのですが、他の指の間が開きにくくなっていることに気づきました。ボールエクササイズでの地味な動きでは筋肉を使った感がほしくて必要以上に力んでいた自覚があるのですが、骨のすぐそばのインナーマッスルの動きが感じられるよう体との対話を心がけたいです。


質問ですが、足裏センサーを使えるようにというのは、例えば電車内でどこにも捕まらずにバランスをとって立っている時に、足裏が疲れてくるのとリンクしていますか?逆にこれは使いすぎなのでしょうか?
今回は裸足でエクササイズをしたので意識がしやすかったが、靴の中に入った途端指が死んでると実際の運動中にはいかせないと思いました。適切な靴選びというのにもつながるのかもしれないと思いました。

坐骨エクササイズではより坐骨の意識が強くなりました。

質問なのですが、坐骨は色々な角度で地面に当てて座っていたのですが、一番立てて接地面積が狭いときが正しい座り方であっていますか?坐骨で座っている時僕の感覚としては、骨が地面に当たって痛くてあまりリラックスできず、前に出している脚の付け根が緊張(?)しながらバランスを取っている感覚になります。後ろに倒れまいと頑張ってる感じがします。

片膝を立てるエクササイズはツイッターで拝見してから練習前に取り入れているのですが、これまではなんとなく脚の付け根前面があったまるという感覚でした。今日の指導をうけ、胸郭の引き上げが足りず、ちゃんとやると下腹部(ヘソの下の丹田付近)も伸ばされていくことを学びました(合っていますか?)。


ストリームラインのエクササイズでは、脚の挟む力が弱いとのご指摘を受けたのですが、脚に挟んだボールを取られまいとするくらいの力を常にかけておくのがよいのでしょうか?自分の中ではこれは筋肉を縮ませて力んでいる状態なのではないかと思ってしまいます。また同じ状態で骨盤を前に入れる動作ですが、ハムストリングスの収縮で行なっている場合これも余計な力みなのでしょうか?

また、エクササイズとは関係のない話ですが、ダンス中に顔の向きが変わる時にすぐに視点が定まらない癖があります。また定めたあとも視点がブレることも多いです。マインド的な原因もあると思いますが、なにかアドバイスいただけるとありがたいです。

(この方へは、すべての質問に対し、この方の身体と受講中に西園が感じた印象を加えた詳しい説明を返信させていただきました)

【マスターズスイマー】

先日のセミナー、大変勉強になりました。ありがとうございました。


今まで自分の体の細部まで意識していなかったことがわかり、セミナーを受けている間は今までで一番自分の体に向けて精神を集中させた時間だったと、今でも思います。
また、私は足の指は浮き指で、骨盤は前傾しやすく、胸を張りやすい姿勢でした。(特にお腹の力が逃げやすい感じでした。)


それでは腰や足に不調があってもおかしくないな、と自分で自分の姿勢を認識するいい機会になったと思います。
受講後も鏡を見ながら真っ直ぐな姿勢を意識しています。しかし、マンツーマンで教わったときにはできた「はまる」感覚がわからず、毎日試行錯誤しています。


自分の場合はもともとの姿勢が悪く、アスリートといえる肉体とは程遠かったため、正しい立ち方や感覚で覚えることがとても難しかったです。(だからこそ、はまった瞬間は感動しました!


正しい位置だと思うところに寄せても、矯正しているようなものなので今は違和感しかありませんが、根気強く継続していこうと思います。まずはできることから(足指のストレッチやトレーニング、ボールを使って坐骨を感じるもの)をやっていき、いずれはきれいな姿勢を習得できるよう肩の力を抜いて頑張りたいと思います。


また機会がありましたら、セミナーに参加させていただきたいです。
舞台もいつか見に行きたいと思います。
次にまたお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。

・・・皆さんの溢れんばかりの感想と言葉に、私たちは感動しました。

回を重ねるごとに私たちの身体知識も指導力、講話力を上げてまいります。

日々研究に余念がない私たちなので同じ内容にはなることはまずないと断言できます。

この「姿勢づくりと立ち方」セミナー、もっと多くの方々に実際に体験していただく必要があるなと感じております。参加者の皆様に私は「学んだことをどんどん周りに伝えていってほしい」と伝えており、また「皆さんにはその使命がある」とまで言わせていただきました(道連れ・・・笑)

私と奥村さんだけでは限界があるので。良いものはどんどん伝染していってほしいなと思います。

これからもどうぞ西園×奥村セミナーをお楽しみに!

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