ミュンヘンも紅葉の季節。

落ち葉をザクザク鳴らすお散歩が心地よい季節になりました

てかもう冬用のコート着ています。

秋の9~10月はいつも体調を崩していた私ですが、今年もこの一か月はやはり体調が思わしくなかったものの、

今年はなんとなく良い調子です。

来たる10月(たくさんお出かけ)、ハッピーな(はずの)11月が待ち構えていますからね

さて今日は二つの「原点回帰」。


理学療法士さん(以下マサさん)との最後のリハビリでわかったこと。

「腸腰筋が硬い。」

これ、

最初のリハビリでマサさんが私の身体について指摘して下さったことでした。

「あ~結局ここだったんですね。原点回帰っすね~。」

最初のリハビリではまだ私は松葉杖をついていたこともあり、たいして動けなかったわけですが、確かにマサさんは指摘してくださっていたのでした。

この3ヶ月間、私の希望に合わせてエクササイズを教えてもらったりマッサージしてもらったりなど、身体のあちこちを診ていただいたのですが

最近はピラティスやジャイロのエクササイズから感じていた自分の課題とを加味させて相談させてもらっていました。

結局動きの悪いところは悪いままですが、筋肉が固まってしまうところの関連性が自分でもよく分かってきて

最後の最後で繋がりました。私がずっと求めていたものが。

いろいろ試した価値、あったなと。

てか「マサさん凄いわ」という話。

さてこの-「腸腰筋の張り」-

これは、今ダンサーサポートをしているバレエダンサーのボンちゃんにも言えることでした。

昨今のバレエ界において、バレエとモダンやコンテを行き来できる身体は必須となってきています。

キーワードの一つかもしれませんね。まだまだ、氷山の一角でしょうが、これからもっと勉強していきます。

余談ですが

先日私は彼女のオステオパシーの治療家さん(日本人)の元での施術に同行しました。

ダンサーと治療家とのパイプ役として。

やはりバレエとスポーツは目的が異なるゆえ、現場を知ってるか知らないかは大きく違います。

なので、バレエを知らない治療家と身体の知識を持たないダンサーとの間に入る自分は、存在意義があったと思います。

その治療家さんともまた深い話をしており、、それについてはまた今度


さてもう一つの「原点回帰」。

バレエはすべてのダンスの基礎になる

というのはダンス界では鉄板ですが

ここ1~2年、トンネルに入っちゃったんですよね。

「あれ?私の理論は間違っていた?」と。

ここ数年、ダンサーとして自分の身体を高めようとしてきましたが、

身体への意識と表現という次元での自分の身体に対する信頼がガラガラと崩れてしまっていたんですね。芯を持つことを嫌がった、というか。

バレエの身体とモダンの身体の狭間で揺れ動いていました。

いろんな治療家の知り合いの話を聞いたり、調べたり、踊ったり実験したりして

さらにこの怪我をきっかけに

再び身体について考え、仮説と検証を重ねてみました。

身体の反応(結果や症状)というのは身体運動の結果のみならず、

心に由来する時や
内臓に由来する時や
季節や気候に由来する時など

多岐に渡ります。

東洋医学・西洋医学・多種多様なセラピー・治療家の理論も様々。

そこにこの私の脳みそが、、、

単純に考えればいいものを、、、

勝手に複雑に考えてトンネルに入っちゃう。

めんどくさいやつ(泣)。

でもその遠回りによって、いろんな人の気持ちを共感してあげられるわけだから、これでイイ(笑)

で、

バレエとモダンの身体は同じなのか?!

身体活動の根っこは一つなのか?!

という疑問に

同じはず

が長年の私の考えでしたが

それが揺らいでいたんですね。

でも、やっぱり同じみたいです。

それを、

上記の腸腰筋の硬さと骨盤の動き、胸の張り、首のこわばり、足指の機能を自主トレしながら

原点回帰だな」

と思ったのでした。

バレエで身体をつくること。

そのアプローチで良い、と。

迷いに迷ったけれど、私の最初の直感は間違ってなかった。

まだまだ深めていきたいです。


さぁ、原点回帰したところで

“何をするか”が大事ですよね。

自分の身体を知る。
自分の性格を受け入れる。

そして身体への気づきと共に

現在・過去・未来を俯瞰する。

人生は続く。