こんばんは
春めいてきて心地良い季節になってきましたね
終了式や卒業式・・・進級したり新しい事を始める準備をする時期・・・
あちらこちらでいろいろ動きが変わる時期は身体も変わる時期です。
気温も暖かくなってきて身体を動かしたくなるし、筋肉の伸び方がよくなってきた気がします
最近自分の体についてわかってきたこと、それは内臓と筋肉の関係。
これまでも自分の身体でいろいろと試してきましたが、良い発見がありました。
でも万人に当てはまることではないと思うのであえて伏せておきます。
この季節、この体脂肪、今の調子にはこの食事方法だろう、ということが分かってきたわけです。
良い筋肉は柔らかい。
柔らかい筋肉の状態のときはうきうきしちゃいます(笑)
さて、今日と明日は
みや先生の「ヴァリエーションを踊ってみよう!」講座。
一日目の今日はとてもいいレッスンになったと思います。
生徒によってはコンクールも見据えた練習となっており、そういう子達の中で練習をするだけでも刺激を受け合うことでしょう。
今回は自分で踊る曲を選んでもらいました。
よくあるヴァリエーションの曲以外にも、「〇年前の発表会で〇〇ちゃんのあの踊りを踊りたい」と、なかなかマイナーな選曲をした子もいました。
私としてはそういうのもとても嬉しくて、その子の憧れの気持ちの込められた踊りはやはり何かが違いました。
気持ちが込もった踊りは見ていて気持ちの良いものです。
クラシックバレエ特有の、振りの決まった踊りを踊る中で技術を磨きつつ、
その踊りを“自分のもの”にしていく練習は
モダンやコンテンポラリーのそれとはまた違うものですが
一体どちらが難しいのだろう・・・よくそんな疑問がわきます。
でも比較する部分が違うもの。そしてきっと得意不得意があるし、人それぞれでしょうね。
でも向かうところが明確なので、取組みやすさはあると思います。
明確な分、失敗や荒が露呈しやすいという点も。
しかし「型」の習得は、つまりは「美しさ」に向かうわけなので
やはり私はみるみる生徒たちの中にある美しさが引き出されていくことにやりがいを感じます。
クラシックバレエは「型にはめる」舞踊。
「型」という基本を学ぶことの大切さと基盤づくりは多くの人の認知しているところだと思います。
-【型】とは?-
使い勝手のいい道具であるとともに、
「型にはまる」ためには自分というサイズではいられない
「型にはめる」、そうすることで自分の可能性が広がってくる
これは狂言師・野村萬斎さんの言葉です。
深いですよね。
私が長年感じていたことが言葉にされたので、す~っと身体に沁みました。
これは、テレビを見ながら、忘れないように手帳にメモしていました。
日々のバレエの練習で型を学びながら、身体をプログラミングしていく。
そしてそこから、その機能をどう活かすかが個性によって変化していくところだと思います。
今日受講してくれた子達それぞれに個性があり、
それぞれの性格もこれまでの成長の過程も見てきた私にとっては
ひとつ上を目指そう、自分で踊ってみようという姿に本当に嬉しくなりました。
でも
みんな自分のイメージと身体をコントロールするレベル(現実)とが釣り合わないことが多いので、まだまだ基礎の見直しが必要だなという結論です。
「もっとバレエの基礎・型を身に付けよう!身体を鍛えよう!」
主観も客観もつねに必要です。
客観的になりすぎて主観をどこかに忘れてしまうののがバレエダンサーにありがちなことなので
私の生徒たちにはバランスよく身に付けてもらいたいなと思っています。
自分の身体の声を聞きながら、人からどう見えているのか・自分の長所は何かを理解できている
これは、どんな人でも社会に出たときに自分を壊すことなくしっかりと生き抜くために身に付けておいた方がいい力だと思います。
私がやりたいことはバレエを手段として教育すること。
バレエは地味で地道な練習の積み重ねこそが後々大きな可能性を引き出してくれるものなので
しなやかな身体、豊かな心、そして自分と向き合う力を育ててくれます。
何か一つをやり抜くことは人生の大きな財産となり自信となります。
自分と関わったすべての人に何か一つでも種を植えることが出来たら本望です
明日も頑張ります