さて、ゲスト出演報告 Part 2です。

今回、クラシックバレエとコンテンポラリーを同じ舞台で踊るということは難しいということを改めて感じさせられました。

バレエの日、コンテの日、といったような感じではじめは練習していましたが、

本番の練習のために立て続けに踊ってみるとどちらも上手くいきませんでした

のびのびと自由に、重力や筋肉の伸びを感じながら自分の間合いやテンションで解放的に踊るのが楽しいコンテ。オフバランスにして肩甲骨や骨盤を外して使ったりもします。足の位置に気をつけなくても、運動神経でやれる、気持ちでやれる、という部分があります。

対してクラシックバレエは姿勢を崩さず締め上げて踊るもの。気品と厳格さはあって然るべき…。トゥシューズの芯に立つには少しのブレも許されない、力み過ぎても外に引っ張られたり優雅さに欠けてしまう。かつ常にアンデオール(外に開く)!運動神経でやるものではなく緻密な計算の連続で踊ります。

とにかく見た目が重要なバレエ。ゆり先生に見てもらえて本当に良かった・・・

 

発表会というのはとにかくバタバタする流れ。私はゲストでしたが悠々としていたわけではなく、子供たちのメイクスタッフとしても働きました。これも大事なお仕事。

30分で頭・顔・衣装・軽いウォーミングアップを行い臨んだゲネプロ

「怪我さえしなければ良い、舞台の感触や目線、そして今日の調子をみる」というつもりで臨みましたが割と調子が良いように感じました。

本番までは、アップする上で不足してるなと思った部分のストレッチや関節の脱力、捻りやバネの感覚、背骨の位置、重心の置き方をひたすら確認しました。あと精神統一。

私の楽屋は子供たちのメイク室にもなっており、メイク直しに子供たちがわいわい来たりしていましたが、本番前は子供たちと話す余裕がなく自分に集中していました。

みんなごめんね

 

さていよいよ本番!

まずはコンテ。前半を締めくくる、第一部のラスト。

今までで一番の踊りが出来ました
!!!

衣装と身体が一体化した感触
バネや“ため”の効いた身体
楽しい~(((o(*゜▽゜*)o)))

気持ちよかった!の一言に尽きます。

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そして切り替えてバレエ。
第二部ラストのパキータ。私は主役のヴァリエーション、及びフィナーレの32回フェッテやグランパディシャ!

楽屋でゆり先生に注意していただいたところを何度も確認し、イメージを作り、左軸を確認し、ゲネプロでひろみ先生にもっとこんなイメージのが良い、とアドバイスをいただいた雰囲気を出すようにして、

いざ・・・。

こちらは多少ぐらつきはあったものの、集中が切れることなく踊り切ることが出来ました!!

しかしながらバレエの難しさを痛感。
私の今後の課題はクラシックバレエの基礎強化です

でも後から振り返ってみると新しい心地でした。緊張でもなく、浮いてるわけでもなく、、、。

技術的な改善の余地はあるものの何かが大きく変わっていて、成長が感じられた舞台でした。

……………

この歳で私は、今が一番上手です。

まだまだ上手くなりそうな予感がするなんて、

本当に幸せです。

どこか一つのお教室で同じ先生についていたわけでもなく、いつもほぼ自主トレで、紆余曲折を経て今がある。

体力や技術面の曲がり角がいつくるかいつくるかと待ち構えていますが、

「カメさんペースでもいいから前に進もう!成長したい!とにかく踊ることが好きなんだ!」という自分がこのような結果になっていることに

あらためて感謝の気持ちでいっぱいになります。

過去の自分を否定してトレーニング方法を変えたり、持っていたイメージを壊し、体を作り変えていこうと意気込んだり取り組んだりもしてきましたが、

全否定するのではなく「温故知新」のスタンスが良いのかも、という考えになってきた今日この頃。

それはある意味自分を受け入れる、許してあげるという心持ち。

そうした精神的な成長がパフォーマンスの成長にも大きく貢献しているのではと感じます。

一つ一つの舞台が私を引っ張り上げてくれる。

自分を信じる力や使命感、ダンスの奥深さや可能性をまだまだ突き詰めて

これからも日々精進していこうと思います。

日常すべてにプロ意識を持って・・・

最後になりましたが、

ゲストとして呼んでくださったひろみさん、
パシフィックスポーツプラザの皆様、
私の練習を見て下さったゆり先生、

本当にありがとうございました!!!

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