今回の公演は長く開催していたリトルコレクションから改名、そしてリニューアルし、社名も変わったD-Lifeの新たな試みとしてスタートした「第一回D-Life公演」でした。
第一回としてスタッフも試行錯誤の中、観客に楽しんでもらえるものにするにはどんな仕掛けを作ろうかあれこれ案を出し合い、出演者にも直前に振りを付け足すなどして協力してもらったりして今公演が開催されました。
結果は336名という、多くの方にご来場いただきました!!
去年の「ブルードラゴン」に続いて、今までの私たちの活動や作品に賛同してくださる方、楽しみにしてくださる方が増えてきているのかも・・・?
そうだと嬉しいです。
今回初めて市民ホールくきざきに会場を移しました。
客席からの舞台の見え方や照明の当たり方が私は良いなと感じていたため、しゅうこ先生に提案させていただきました。やや交通の便がちょっと・・・という場所で、集客の見込みがどうなるか未知数でしたが、良かったです。
照明の当たり方などは照明の先生の腕も関係している部分ですが、ヴァリエーションを踊っていた人たちはとっても綺麗に輝いていました。
やはりダンサーが映える舞台がいいです!
楽屋がやや狭く、隣の施設の会議室も楽屋として使用し、そことの往復は出演者にとっては少しめんどうだったでしょうが。。
会場選び、交通の便、照明や舞台装置の環境など、作る側はいろんなことを考えています。。
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第一部 「バレエコンサート」
子供も大人も、希望者によるヴァリエーション作品のパフォーマンス。
子供の指導は私がさせていただきました。
もう長く見ている子達がほとんどで、彼らの成長にうるる。。
実力はまだまだですが、成長の過程や努力を見てきた私にとってはとても晴れやかな姿を見れて嬉しかったです。
練習期間、私は子供たちとの信頼関係がより深まってきたと感じました。自分自身の成長が子供たちのためにもなる、そう思えて嬉しかったです。
第二部 「オズの魔法使い」
総合演出、振り付け担当はえみこ先生。
公演全体のイメージや方向性を作ったのはしゅうこ先生。
振り付け補佐にゆうこ先生やさちこ先生やあきし先生、りか先生など。
舞台セットの制作に、はやしだ先生やちから先生などのストリートの先生方。
私は練習の行われていた日曜は別の舞台の練習で都内にいたため、ダンサーとしての参加ということで関わりつつ、参加できる日は子供たちへの技術指導をしながら、裏を支える仕事を少し、、、という感じでした。
参加した子供たちにとって、いつもと違う仲間と踊る・先生たちとも一緒に踊る・・・特別公演の良さは発表会ではできないこうした部分にもあります。
生徒一人ひとりにとって、学べる環境・刺激的な空間となれればと思って取り組んでいます。果たして子供たちはどんなことを持ち帰ったでしょうか・・・
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毎回思うことですが、D-Lifeの先生方の振付や構成は凄く上手いな~と感動します
私も早くその領域まで辿り着きたいものです
休憩時間の演出も、ユーモアあふれるストリートの先生方さまさま、という感じでした
ナビゲーターのMr.Goku-R(ゴクラク)もいい存在感
余談ですが、、、
ストリートの先生方、本番のスイッチの入り方はすごいんです。
やるときゃやるってパワー、羨ましいです。(今回出演していたストリートの先生方、今年、ストリートダンス界の最大級の全国大会で、決勝に進まれました!!9月に大阪で戦ってきます。つまり関東・茨城代表という実力者たちなのですぞ~)
私は場当たりもゲネプロも(照明合わせも)すべてしっかりやらないと本番上手く出せないのでいつも本気踊り。つまり常にオン。
ストリートの先生方にいつも「みやって手を抜かいないことってないの?!」といつも言われます
できることならそうしたいんだけど~・・・が本音です(笑)
ストリートとコンテの先生方で踊っていたジャズ調のシーン(緑の衣装のところ)、袖から見てて楽しかったです
「私もあんな風に踊れたらいいな~」と音響席からノリノリで見ていました。
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去年の「ブルードラゴン」に続いて、舞台セットは手作り。
本当に何でもできる講師陣は尊敬します。。。実行力が凄い!!
エメラルドの国・・・「舞台セットをつくってみよう!!」というワークショップでスタッフや有志で集まった人たちで作ったもの。
近くでよ~く見ると・・・こんなところに彼らが!!!
ハッピーダンスマンショーをご存じの方ならわかるはず・・・
こんなものまでちゃっかり・・・
どの先生が作ったか一目瞭然(笑)
こういう楽しさも、手作りならではですね
こうしたセット作り体験、また次回も行われるかもしれないので、工作好きの方はチェックしておいてくださいね~(笑)
セットも手作りで、チラシ・パンフレット校正も何もかも自分たちでできるD-Lifeスタッフ、本当に素晴らしい集団です。
前記事(報告・その1)でも書きましたが、私D‐Lifeスタッフは照明や写真・ビデオといった専門の技術者以外の、
「自分たちでできることはほとんどやる!」
(もう当たり前になっているため、誰も意気込んでいたりはしないのですが・・・)
制作などの公演準備のみならず、本番の裏では、
今回振付・総合演出のえみこ先生は舞台監督でしたし、
音響はあきし先生と私で交代で行い、
中幕の開け閉めはあずさ先生がやり、
舞台セットの出し入れは手すきの生徒たちにも手伝ってもらうという・・・。
他にもリノを敷いたり後片づけもやったり。一般のバレエ教室でもやっているところもあるでしょうが、ここまでやっているところは少ないのでは・・・。
普通は安全面を考えたりパフォーマンスに集中するという環境づくりを行うものでしょうが、ここは違う。
裏方を学び、実行することで、舞台づくりや公演づくりのノウハウを理解し、高めていく。
そうすることにより、こうした公演がこれだけ低予算で行えるわけです。
アイデアとバイタリティ溢れるスタッフ。
“護り”に入りがちな私ですが、
ここの方々はいつもチャレンジして、工夫をこらして、協力し合い、成功させていく強さと熱意を持っています。
夢を持ち、固定概念を打ち崩して新しいものをつくろうという先輩方を私は尊敬しています。
出演しているダンサーにも、見ている人にも、夢を与えること・そして実現させる。
これらを支えてくださるのは保護者の皆様、観客の皆様です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!!