札幌公演から早くも2週間が経ち、10月に突入しました。
つくばは今日は久しぶりの秋晴れでしたね
さて、
9/17〜19の3日間5回公演の「Water Flow」、
無事怪我なく終えることができました。
つくばに戻ってからもすぐに次のイベントやお仕事があり、それも有難いし、刺激的な毎日であるわけですが、
昨日土曜日のポアントトレーニングクラスで
「美彌先生!札幌公演のこと聞かせてください!」
という声が上がり、そうだアップしなければと思った次第です(笑)
また同日、すごくお久しぶりな生徒さんがわざわざビジターとして来てくださり、
「先生のブログはチェックしてましたから!!」
とおっしゃってくださり
皆さんにこのブログを見ていただけていることをしみじみと感じたのでした
ブログの読者の皆様、いつもありがとうございます
札幌公演の様子はこちら!
私、分かります?(笑)
1枚目、3枚目、5枚目にいます。
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振付家である清水フミヒトさんとは10年ぶり、2度目。
共演者の方々とは全員初めの方でした。
東京メンバーの方々とはすぐに打ち解けました。様々な方面で活躍する皆さんです。
(ボケててすみません)
いつからこんなことを考えるようになったのかは覚えていませんが、以下のことをいつも自然と考えています。
私がこの作品にとって
どんな立場にあり
どんな役割があり
どう存在したら作品がよくなるのか
どんな身体でいると良いのか
どんな身体性精神性が求められているのか
ということを自分なりに。
時には振付家の方にも尋ねます。
作品について分からないことや、どんなイメージなのか、これで良いのか、など。
でも聞きすぎてもよくないし、聞く前にダンサーとしてやるべきことがあるだろう、と思うので、なるべく自分で取り組むようにしています。
(※こういうことをあえて書いているのは、将来ダンサーを目指している子供たちの役に立てばいいなと思っているからです。これは私の考え方、取り組み方であって、プロの世界は、これだけではダメです。たぶん。参考になれば嬉しいです。)
(そしてたとえ考えていても、それがちゃんと的を得ていて、さらに踊りになって出来ているかは別問題。出来ていてほしい、私ができる精一杯はここだが、これで大丈夫だろうか、という不安の連続です。なかなか自信を持てない私。でもそれが私の性格なようです。)
作品についてとるべき行動はなにか、これらを想像できることやこういう考えを持ちつつ遂行できたのはダンサーと振付家の信頼関係があってこそ。
振付家の清水さんは本当にダンサーを信頼してくださる方です。
だから今回私は上手くいったと思っています。
また、私がもっと未熟であれば私の想像は見当違いの方向に行ってしまい、作品を台無しにしていたでしょう。
これまで重ねた様々な舞台経験、またそれだけではなく人生経験までもがひとつひとつ、こうして役に立つのです。
役に立つような人生を歩んでいます。私は運がいいなといつも思います。
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札幌入りした日は1公演目の前日。
舞台美術や劇場の空間、また札幌メンバーとの初顔合わせ、動き合わせをしたりなどをしました。
初日はうまく出来ないことや失敗を重ね、私は終始涙目でした(笑)
そんな私の最初のリハと、
最終日(つまり4回目5回目公演)を見ていた美術の方に、
「初めに西園さんを見た時、すごいダンサーが来たなって思ったけど、でも本番はまた全然違ったね。踊りも雰囲気も全然違ってた。凄かった。」
というお言葉が。
すごいダンサー感出してたつもりはなかったですが、確かに初めから飛ばしてました
でも、私って、やっぱり変わるようですね。微々たる変化は自分では感じているものの、自分の“微”は客観的には大きいのでしょうか。
1公演目から少しずつ変えていったので、やっぱり5公演目は全然違ったのかもしれません。
1公演目の映像を少し見たときショックを受け、まだまだだ!もっとだ!と思ったので、怠けず怠らずに全部出していかないと!消極的になったら負ける(自分に)と思って取り組みました。
・・・だからやっぱり、5公演目は全然違ったでしょうね。
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4日間、とにかく私は必死でした。
初めてのことだらけでしたし、プロとしてのプライドを良い意味で自分への活力にしなければと思って。
そして「自分に負けたくない」という思いが強かったです。
この公演、骨折後の初舞台でした。
骨折という大きなマイナスからスタートして、ゼロではなくプラスにまで持っていく、それも過去のプラスの何倍ものプラスにしたいと思っていました。
5回公演、すべての回で全力投球しました。そして、どんどん良くしていけました。
こんなに達成感を感じる舞台はあまり無いです。こういう舞台・仕事・パフォーマンスを積み重ねていかないとですね。この感触か、というのを学びました。
・・・いやこうして落ち着いて書いていますが、私の必死感は本当に凄かったと思います(笑)
「こんな(に落ち着きの無い)美彌ちゃん初めて見た」と言われるくらい笑
とにかくバーレッスンしてました。
楽屋が広くなく、舞台裏も狭く、でも場所を見つけてバーレッスン。
何か食べるたびにバーレッスン。
独り言もいっぱいで(笑)
迷惑かけていたでしょうが…
皆さん良い人ばかりで有難かったです
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札幌メンバーの中に、ファンになったダンサーさんがいました。
桝谷まい子さんです。
リハーサルで彼女の踊りを見て、一目惚れ。
好きな人には好きだと言わずにはおれない私は
楽屋で「あの、、踊り、、すごく素敵でした!」と伝えに行きました。すると、
「えー!そんな、、私も美彌さんの踊り、すごく素敵だなって、ずっと見ていたいなって思っていたところなんです〜!嬉しい!」という驚きのお言葉をいただき、即に(笑)
まい子さんの空気感、踊り、動き、テクニック、すべてが素晴らしかったのですが、その時の私に一番響いたのは表情の美しさでした。
作品に合うパフォーマンスの中には表情も当然含まれます。
まい子さんの表情に、
「うわぁ、これだ」
と思いました。
作品の中での表情について、考えていたのはもっと前からですが、まい子さんの踊りを見て答えを見た気がしました。
そして、実行に移しました。
すると、公演を観た知り合いから、意図せず表情に関する感想が来るという…
驚きました。
表情は、作ったわけではありません。
「表情を作らない」ことをやめてみました。
表情は出るもの。
呼吸も出るもの。
泳ぐように、唄うように、叫ぶように、遊ぶように、愛するように、陶酔しつつ、
踊りました。
取り組みは良かったようです
・・・まだ他にも試してみたこと、学んだこと、初体験、いろいろとあるのですが、、
このくらいにしておきます
また直接聞いてください(笑)
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今回、札幌という知り合いがほとんどいなかったにも関わらず、つくばの知り合いや札幌の知り合いに見に来ていただきました。
また舞台を観た見ず知らずの方から「素晴らしかったです!」と握手を求められたり、共演者の方にも「美彌さんと共演できて、踊りを間近で見れて光栄でした!」という言葉もいただきました。
私はただただ、感謝しかありませんでした。
公演の雰囲気・素晴らしい場所・人々・空間。
体感した人にしか分からないものでしょうが、少しでも伝わっていると嬉しいです。
ダンス公演を観るのは初めてだという方には「夢を見ているようだった」、という感想が。
「もう一回見たい!」と複数回見に来て下さった方も。
「まだまだ成長・変化していきそうな作品ですね」という感想も。
はい!
この「Water Flow」は
2017年9月8、9、10日
再演決定。
場所は札幌コンカリーニョです。
私のまたダンサーとして参加させていただきます。
1年後の目標ができました!
本当に有難いです。
絶対にもっと良いダンサーになって、札幌メンバーと再会したいです。
頑張ります!