やろうと思いついたのは結構前です。しかしこの時期になるまでには
「どういう企画にしたら自分のカラーを出せるのか?」とアイデアを練ったり
「ダンサーとして私はなんて恥ずかしい人間なんだ・・・」と自信をなくしたり
「自分を成長させる高いハードルをつくってそれを乗り越えないと」と自分を鼓舞したり
“自分の中の自分”との話し合いが忙しかったです・・・。
始めに思いついた企画、家族との関係、恩師からの叱咤激励、あちらこちらで起こる偶然の一致からの自分なりの解釈。何を見つめ、何に向かうのか。これまで私は波に乗るだけであまり自分で舵を取ることをしてこなかったように思います。だからこそ責任感も低く視野も狭く打たれ弱い人間に仕上がってしまったんですよね。
私はよく責任感が強い人のように見られます。でもそれは浅く広く人と付き合ってきたからであって、しっかりと確実な人間関係を構築し信頼を得たり結果を出している人からすると、まったく中身のないスカスカなものでした。それを知れて良かったなと思いました。知らずに生きていたらどうなっていただろうと怖くなります。
自分でオープンクラスを始めたことで得たことと同じだけ失ったものがあります。
ダンサーとしての活動を優先させて生きることで得たことも大きいですがさまざまな代償もあります。
どちらが楽しいか?
・・・どちらも楽しい。
種類が違うものだし一長一短なのはどんな生き方も一緒。
変わらないのは自分が「生きている」ということ。
今の生活は出会う人々の種類、次元が大きく変化しました。
これまでダンサー友達が全然いませんでしたが、一気に増えました。
私の固定概念は次々に壊され、期待(自分に対して)はボロボロに、
時代の波を感じないように生きてきたけれど感じさせられますし、
世の中の仕組みや流れを学んで、
自分に変化がおきて、
自分の小ささがより鮮明になりました。
でもこの気持ちになれたことは今の生活のお陰なのです。
大きな気づきの一つは【1つの事に集中すること】。
できているようで、それが私は全然できていませんでした。
【「自分はできている」という過信】ほど、恐ろしいものはないですね。
それがすべて踊りに出ていたのかなとか、今更後悔することがいっぱい。
生きるっていろいろありますね。歳と共に得るもの。気づかない間に失っていたもの。
これからどんどん増えていくんだろうなぁ。
循環や変化の速度が速いため立ち止まりたくないし、限りある時間の有効的な使い方をしなければならないとも思っていて、あまりブログにまとめたりして自分を落ち着かせる行為をあえてあまりしたくないな~という気持ちもあるのですが、
でも私は見守ってくださっている方や応援してくださる人がたくさんいるんですよね。
本当に有難いです。
だからその方々に向けて、なにかを与えたいし、説得力のある言葉を発信するためにはそれなりの行動も熱量も記録もしていく必要があるなと思っています。
なので、西園美彌講演会「踊る、創る、喋る」に向けて創作過程も更新していこうと思います。
どうかお付き合いください。