バレエから学ぶ、アスリートに必要な姿勢づくりと立ち方~アスリート向け~、

2月24日11~15時、都内にて開催。

西園美彌主催セミナー(通称魔女トレ)第二弾はスポーツトレーナーの奥村正樹さんとのコラボセミナーでした。

個人的には前回よりも手応えを感じました。一般の方々やスポーツ関連の知識の多い奥村さんによるナイスなアシストに助けれた部分が大きいです。

身体の基礎は下から積み上げる!足指を使うトレーニングの図

前回は一人で20名の受講者を前に解説・実演・一人一人の疑問に答えた7時間でしたが、7時間でも足りなくなってしまったり受講者への説明不足や待ちぼうけさせてしまう場面があり反省が多くありました。今回も反省点はありますが、内容を絞ったこと、受講者を15名にしたことは良かったと思います。

理論を交えてのセミナーですが、やはりとても感覚的な部分、その人それぞれの身体のセンサーに問いかける、気づいてもらう内容なので、今後もなるべくアシスタントを用意するようにすべきだなと思いました。

さて、セミナー後すぐに熱い熱い感想メールをいただきました。手応えを感じたとはいえ、またすぐに不安でいっぱいになる私にとっては本当に感動です。と同時にこんなにも感覚的な部分を求めている人達がいたのか、、、と驚きました。

どうぞお楽しみください!

【野球・水球選手】

本日はありがとうございました! 僕の中で一番印象的だったのが、ストレッチで全ての動作を美しくするということです。普段伸ばす筋肉や方向、力の入れ方などは意識をすることはありましたがそれに至るまでの過程を丁寧に意識することはありませんでした。細部を意識する事で体の中心を動かす感覚が少しわかりました。 ウエイトトレーニングをすることもありますが、数値を上げるのではなく、数値が上がるようにアプローチするのが大切なことなのかなと感じました。 たくさんの学びがありました。 ありがとうございました!

【競泳・フィンスイミング選手】


Twitterでも少し触れましたが、セミナー後すぐの練習で、普段より50mを1秒上げることができたり、今までにない部位に筋肉痛が出たりと、明らかに何かが変わっている実感を得られた、素晴らしい機会でした。改めて感謝申し上げます。

セミナーの内容は、座学から西園さんの何気ない一挙一動まで(集合写真撮影時、見本でやっていただいた腕の伸ばし方には、溜息が出るほど見惚れました!)、すべてが有意義でしたが、個人的にもっとも感動したのは、「地面に立つ」という感覚が人生で初めて明確に得られたことです。
普段は、直立したくても、体のどこを伸ばし、どこに体重をかけていいのかわからず、常に全身がユラユラしている自覚があり、すぐに足指と腰が疲れていました。それがセミナー終盤では、足裏が指のシワまですべて地面に吸い付くように着き、かかとから頭までがスッと通る感覚が得られて、片足立ちも普段よりはるかに楽に立っていられました。

この感覚を得られたおかげか、その直後の水中練習でクロールを泳いだ際には、「スタート台・壁を蹴る」「低抵抗の姿勢を保ちながらキックを打つ・腕を回す」といった動きに、少しばかり力強さが加わったように感じました。まだ精度も低く、呼吸やターンを挟むと途端に崩れる実感がありましたので、伸
び代の大きさにワクワクしています。

また、大腰筋を感じられたことも、今回の大きな収穫でした。大腰筋については、知識としては知っていましたが、自分の中のどこにあって、どんな機能を果たしているのか、実際の感覚としてはまったく把握できていませんでした。強烈な筋肉痛を得られたおかげで(笑)、今ははっきりと感じ取れています。
こちらもまだ、競技にはうまく落とし込めていないのですが、歩幅が広がったとは感じました。ショーウインドウなどに映る自分の歩く姿を観察することがよくありまして、脚の付け根が詰まり、膝も足首も固まったままの、いわゆるペンギン歩きなのが密かな悩みだったのですが、セミナー後の帰り道でふと、
脚がスッと自然に前に伸び、かかとからしっかり着地できている自分を見つけられて、これも大変感動しました。(あとは完全に主観ですが、風呂上がりに鏡を見てなんとなく、下っ腹が凹み、腰の位置が高くなったような気もしました。気がしただけかもですが…)

身の回りの人にも、さっそく教えて、トライしてもらいました。

夫には、足指のストレッチや坐骨を感じるエクササイズをやってもらいました。座り仕事が多く、腰痛持ちの彼にはぴったりだと思っての提案でしたが、本日、「腰の奥の方が軽く筋肉痛。でも、いつもより立ちやすくて、脚が動きやすい」と言って出社していきました。

昨日一緒に練習をした水泳仲間数名には、ストリームラインのエクササイズまでを簡単に取り入れてから泳いでもらいました。激しい泳ぎこみはしていないのにお腹の奥が筋肉痛になった、水泳でもお腹を使えたほうがいい理由がわかった、今までストレッチを雑にやっていた、などの感想をもらいました。泳ぎを見てみても、腰や胸で抜けないドルフィンキックが打てるようになっていました。

魔法は感染もするのかと、驚きました。

立つのも泳ぐのも芯がなくグネグネしていて、自分の体の使い方には課題があることはわかっていましたが、その課題の具体的な内容や解決方法がわからず、やみくもにウエイトやランニングなどに挑戦してはひどい筋肉痛に襲われるばかりで、競技に結びつかなくて悩んできました。今回のセミナーで、自分の目指す動き、解決したい課題がはっきりしたと感じています。
まずは学んだ内容の再現性を上げ、体の基礎を積み上げていきたいと思います。

最後に、西園さんからの学びのほとんどが、フィンスイミングのトップ選手達から聞く「泳ぎのコツ」と合致していて、震えました(笑)。やはり、アスリートとダンサーの親和性は高いように思います。今後もぜひ、魔女トレの活動拠点を広げていただけたら嬉しいです。私も、ダンスやバレエというものは水泳には縁のない世界だと今までは切り分けてしまっていましたが、見識を広げたいと思います。ダンスやバレエにもっと詳しくなりたいです。西園さんの公演情報はもちろん、踊る際に考えていること、イチオシのダンサーなどもぜひお聞きしたいです!

【サッカー選手・親子での参加】


前日の申し込みだったにもかかわらず、息子と私の参加を認めて頂き、本当にありがとうございました。
私は、特にサッカーという競技をプレイする中での、無駄のない、美しい、効果的な動き(無意識下における、予備動作のない、速い、疲れないもの)を発揮するための身体操作・身体意識について関心があり、個人的な趣味の範囲に留まるものの、様々な情報媒体から知識を得たり、関連する各種イベントに参加したりしています。
サッカーは、個人としても、団体としても、感情を表現するスポーツであって、(多くの方が発信しているように)「芸術」であるがために、本質的には美しさを追求する側面をも有していると思っています。
だからこそ、今回のセミナーは、まさに私が求めているものでした。

セミナーの感想を書き始めると止まらないので、ほどほどに下記いたします。今後も新しいセミナー等に是非参加したいと思っております。

よろしくお願い申し上げます。



内容、構成・アレンジ、吸収度、面白さ等、
全ての面において今までで最高でした。目指すべき山の頂が、やっと「見」えた感じです。
今までは脱力過多となっていたところに、適度な「力の集中」(私なりの感覚)という意識を取り込むことができるようになりました。
趣のある素敵な会場で、同じ時間と空間を共有することにより、まずは道理を理解し、その模範動作を視覚的に認識し、自分でもそれを実践することができて効果抜群でした。
脱力するためには伸展する必要があること、全身のバランスを保ちつつ手足を巧く動かす・伸ばすには、いわゆる体幹から拮抗する力を発動する必要があること等を知り、これを意識することによって四肢と体幹の連動性が高まりました。
更には、(これも本当に趣味というよりは、悪ふざけでやっている)歌の発声練習をする際にも、不思議と地声と裏声(高音域)との間の境界が薄まり、音域間により一体性・連続性を感じられるようになった気もします。
その他、起こっている現象を充分に観察すること、声がけ・指摘のタイミング、その内容や伝え方の重要性について再認識できたという副次的な効果を得ることができた点もよかったです。


以下は、
私の息子がトレーニング内容とその際の感覚を再現できるよう、後から見返すためにメモしたもの(ほぼ原文ママ)になります。
文章力には難があるかもしれませんが、本人が感じた世界や感覚を表していると思いますので、本人の感想文としてお送りいたします。


「【トレーニングの再現方法】
足首マッサージ、手と足で手繋ぎをする。
そのあと指を上下横に伸ばす。それが終わったら、足首の付け根ら辺から骨を強くなぞって、グーパーグーパーする。
ボールに座り、座骨を探る。ボールの上で動き、そのあと左右に動く。その際、片方のお尻は、ボールに乗せたままで、体が三日月のような形になる。
座骨の場所をつかめたら、足を伸ばし、コアを中心として猫背から背筋をピーンとする。それを何回か。
そのあと、立って背筋ピーン。その際、お尻のくぼみを意識して、滑車のようにして丸め、かかと重心を意識する。
元々かかと重心だったから楽。胸とお腹のことが呼吸を50%:50%とし、肋骨を浮かしながらコアを意識する。
そして手を上げ、一直線。そしてまたコアを意識して背伸びし、その際、足首の力を使わない。お腹から持ち上げる。
次に膝に軸を乗っけて、体をぶらさず、足を伸ばす。
コアを意識して伸ばした足を曲げ、胸は曲げず、滑車を意識してストレッチする。
スクワットは、ハムストリングら辺とお尻を意識する。
はめ込む感じ。

【身体意識】
足の裏の感覚、足の指に吸盤がついた感じ、カエルみたいな。
座骨の感覚、スケルトン状態で座っている感じ。
軸を伸ばした時、胸が膨れる感じで、スーと余計な力は入れない。」


以上


( 息子さんは高校1年生。「背筋ピーン」が最高にかわいい! )

【マスターズスイマー】


セミナーは納得の連続でした。まさに、身体の芯を持つ、持ち方を教えていただいたと思っています。(と勝手に解釈。。違ったらすみません。。)解剖学の股関節の位置は目鱗でした。

座骨は日頃から意識していたのですが、お腹の引き上げやお尻の締めは全く、、で、ここまでやるのか!と驚きでした。

あとは、そこを自分の競技に如何に昇華させるか。ここからは、自分の感覚との融合になり、そこを試行錯誤するのが、また楽しみです。

セミナー翌日に練習しました。お尻やお腹が筋肉痛でしたので、力の入れ方の道しるべとなりました。壁を蹴った瞬間、あれ?伸びた(笑)これまでけのびが伸びないことが悩みだったのです。正解だった!と思いました。
また、アップのクロールで既に自分の感覚より、2秒タイムが速い。とにかく、身体が軽い(^-^)v
ただ、バタフライについては、まだ、泳ぎの一部でしか、お腹の引き上げが保てず、自分の持っているバタフライの感覚との融合がまだ、、これからの課題です。(でも、そこをどうするのかがまた楽しみ!)

セミナー2日後には、筋肉痛がなくなり、大事な道標が消えてしまいました。練習はありませんでしたが、電車の中、職場でトイレに向かう時、キッチンで夕食を作る間、常にお腹の引き上げ、お尻を外向きの力を加えて引き締めることを心掛けました。職場では、私が突然所作が優雅になって皆驚いていたか?!もちろん、朝は足指のストレッチから始めています。

魔女のコンピテンシーとなる部分の少しは理解できたかな、と思います。お尻を締めて、お腹を引き上げ、遠くへ遠くへ。。そのイメージを常にもって生活し、自分の泳ぎに融合させると、どんな進化が待っているのか、自分で自分が楽しみです。魔女のお尻のへこみ目指して、日々精進いたします。

ひとつ、私は足が開帳足で横方向のアーチがなく、中指薬指小指の感覚が弱いです。そこが上手くいかないのが本当に残念で。。もっと地面を感じられるようになりたいですね。地道に足のストレッチを頑張ります。そこがよくなれば、これまた悩みの種の、固いふくらはぎの緊張も収まるかな、と思います。

では、最後になりましたが、私に新たな人生の楽しみを下さって、本当に感謝感謝です。今度はバレエも参加してみたいな、と思っています。支離滅裂書きなぐり、失礼いたしました!

【マスターズスイマー】


泳ぐ上で何かプラスになればというのもありましたが、実はずっと腰痛に悩まされていて、昨年はギックリ腰も頻発していました。普段の生活での姿勢を改善すれば少しは良くなるかなと思い今回受講させていただきました。
これまでは立っている時に骨盤がいつも前傾していて腰が常にガチガチになっていました。セミナー後、正しい姿勢を意識して、下からの積み上げ、地面を押している感覚、踵を意識してお尻のくぼみ、お腹を引き上げる等を意識して立つようにしたところ、ずっとガチガチだった腰が少し楽になってきたように感じます。
教えていただいたことは今後も日々のルーティーンにしていきたいと思います。特に、ストリームラインはとても難しかったです笑。要練習して、水中でもちゃんと出来るように頑張ります!
今後もまた機会があればよろしくお願い致します 。

最後に集合写真♪私もみんなと同じポーズにするんだった・・・(笑)

ひとまずここまで!