【丘女会主催イベント】無事終了!
本日はこちらのイベントにゲストスピーカーとして参加させていただきました。
葉山真樹さんの基調講演は再発見や気づきの多いものでした。
私は「現代人はなぜそんな身体に、こんな身体になってしまうのか」という問いがまず先に立ちます。あくまで身体なんですよね。
そこで時代を見るために学び、その最中に様々なキーワードを知ることになります。
イノベーションやSDGsや新しい価値の創造と提供など。
それゆえ、時代の先端を走ってこられた葉山さんによる講義の中に出てきたキーワードは初めて聴くわけではありませんでした。初心者にもわかりやすく説明してくださっていたとは思いますが
昔と今、私自身が置かれた身であったり、ここ数日に起きた 身心の奥行きや関係性の概念における変革 により、言葉やイメージの染み込み方が違いました。
こうした"時代の読み方"という事柄は何度も触れることが大切だなと改めて思いました。
必死でメモをとりながら、私は自分自身の36年の人生を振り返っていました。
いくつも重なることがあったからです。
・バレエを習いながら、誰に言われたわけでもなく勝手に身体感覚や身体研究に没頭していったこと
・同世代から上も下も現代社会に生きる人々を見るにつけ、必要なものはなにか、なぜ人々はこんな行動をとってしまうのかと疑問が沢山あったこと
・必要だから私がやらねばと一念発起したことは、新しい価値の創造と提供だったこと
・あまり人と考えを共有できずマイノリティであったけれど、その中でも僅かな社会との関係性を模索し出てきた答えが社会貢献で、そのために何を行うのかと考えてきたこと
・AIにできない人間だからこそ出来ることはなにかということ…これは舞踊という少し特別な世界から気づいたことだった
etc.
基調講演の中、こんな言葉がありました。
「個人としての自分を見つめ、多様性に富む人的ネットワークに属し、いろいろなタイプの人と出会うような活動をし、時代と共に、変身する力のある人こそ長い人生を充実させることができる。」
まさにそんな生き方を自然と選択してきた自分がいます。
なぜ「魔女」や「魔女トレ」がこんなにも世の中に受け入れられたのか、自分でもよく分からなかったんです。けれど、なるほどと思いました。
今回の基調講演およびトークルームに分かれてのセッションはzoomにて行われました。トークルームでは、私のこれまでの生き方や変遷を話しました。
そこに参加してくれた高校の同級生(中家希)がいました。彼女は高校時代、一緒に翔丘祭(筑紫丘高校の文化祭)でバレエを披露した仲。自分達で振り付けをして、3人で講堂の舞台で発表しました。小さな赤ん坊とお母様とで聞いてくれていたのを、最後写真撮影のときに気づきました。
彼女から終了後にメッセージが来ました。
「私の母が、プライドが高くて信念が強く、私好みの女性になっていてとても嬉しいと言ってる😆」
と。"プライドが高い"という言葉がこんなにポジティブに聞こえるなんて初めてでした。
目立ちたがり屋の博多っ子の性なのか、人に見られる場だと一際輝いてしまう(無意識)性によるものなのか分かりませんが、スイッチが画面上に見る自分はスイッチが入った顔をしていました。
凛とした芯のある女性でありたいと、長年思ってきました。ただ、その性格は幾度となくコンプレックスにも感じてきました。強さは弱さの表れで、弱さは強さの表れ。しかし36歳という年齢になった今、もはや良い意味で変えようのない自分の姿が存在しているのかと感じ入りました。
ゲストスピーカーという立場ながら、自分が一番背中を押してもらい、オーディエンスがいる場というものがもたらす恩恵と勇気をもらいました。
心身の浮き沈みを繰り返してしまう私ですがそれは自分と社会とに向けた絶望によるものが多いです。今後もおそらく現れると思いますが、絶望に浸ったり思考停止に陥ったとしても、その都度冷静に時代を見据え、苦しくも培ってきた能力を磨きながら、この個性でもって人の役に立てるよう精進してまいりたいと心底思いました。
筑紫丘高校丘女会、同窓生の皆様、スタッフの皆様にはこの度は招いてくださりありがとうございました。
特に私を推薦し、担当してくださった小川訓名さん、ファシリテーターをしてくださった廣田由香さんには厚く御礼申し上げます。大変お世話になりました。
これからも頑張ります!
西園美彌
https://twitter.com/shigokendesu/status/1439147865956229122?s=21
【自分哲学】
私には三本柱がある
・舞踊家
・指導者
・研究者三つの要素が常にバランス良く発揮されていたい
どれかのレベル(次元)を落とすとそれに引っ張られてしまう脆さがある
だが今、影響を受けすぎないように存在させる術(関係性)を身につけるフェーズに来たかもしれないと思う今日この頃 pic.twitter.com/X2LuRGHCgK
— 西園美彌 (@miyanishizono) September 17, 2021