自分でいうのもなんだが、

 

自主バーレッスンをしているときの自分が一番美しいと思う。

 

でもその姿は人に見せるものではないと思う。

 

人が見ていないところで過ごしている時間。

 

人に見せるためではなく

自分のため。

 

舞台のためとか

踊るためとか

生きるためとか

 

なにも目的もなくただ「したい」という気持ち。

 

…いつまでもこの純粋な気持ちを保てたらと思う。

 

……………

 

今日の自主バーレッスンは良い時間だった。

 

いつものスタイル

いつもの音楽

 

メイクも髪の毛も気にしないで、ただ体に集中する。

 

小さな感覚を見逃さない

小さな癖を見逃さない

心地よさと美しさ

曲線とリズム

 

 

そのバーレッスンの後の練習したら

 

過去の体の記憶が蘇ってきた。

 

最近のリハーサルでは人と踊る楽しさを感じていた。人がいるから頑張れる、と。

 

でも一人の時間もまた大切なのだ。いつもなにかを思い出させてくれる。

 

 

 

もう諦めよう/もう人には期待しない/覚悟しなきゃ/

バカにすんじゃねえぞ/なんで分からないの/なんで出来ないの…

 

感情に溺れそうになる。

 

でもやめさえしなければ、何かに繋がるのだ。

 

……………

 

美しさとはなにか。

 

 

それは料理のダシのようなもの。

そのままのダシを飲むよりも、料理の中でほのかに香る風味となって感じるからこそそのダシは生きてくる。

 

その人の美しさは勝手に滲み出るもの。

 

美しさに居着いてはいけない。

 

……………

 

トゥシューズのリボンを仕舞う。

 

些細なことだが綺麗に巻きたい。

 

「丁寧に向き合う」

 

人にも物事にも踊りにも。

 

 

 

美しい生き方をしたい。