ダンスセッション2019、無事終了。

ご来場下さった皆様ありがとうございました。

観客の皆様にとってこの舞台鑑賞が何か新しい体験になっていたら本望です。

今回も素晴らしいものを沢山得ました。私は「Three-in-one」出演者となれたことを誇りに思います。振付家平山素子さんには本当に感謝したいです。

一つの作品を創るために振付家もダンサーも命を引き出しあって紡いでゆくその作業工程は本当に尊いと思います。この経験を共有し共に闘ったダンサーのみんなが最後まで愛しかったです。

ハードな作品だったので、つい自分の身体のことに意識を集中させる時間が多くなってしまいましたが、『感覚を外側に向けて』という素子先生の言葉を反芻し自分に言い聞かせ、いろんなダンサーの美しさ、色気、湿度を感じるよう努め、、また舞台袖から舞台上で闘うダンサーにエールを送るよう見守っていました。

本番では流れるプールの中で何もしなくても身体が勝手に流れていくようなふっと身体が軽くなるような感覚がありました。そういう瞬間があると、身体って疲れを忘れてしまうんですよね。

物理的な法則、関係性、偶然の一致、真剣勝負の遊び、マジック。


その時その時で最善を尽くそうと取り組むのは当たり前で、独りでは空回りして道が開けないと思えることでもまったく意見を持つ・体を持つ人と人とが合わさるから新しい視点を得たり、思いもよらぬ答えに辿り着いたりする。

最終目的地もゴールも見えない状態で手探りで進めていく創作の世界は、無から有を生み出すためにアイデアを絞り出します。その時間がとてつもなく長い。この作業は楽しい反面とても苦しさと不安を伴います。でもそこは誰もが苦しんでいて、才能云々ではなく取り組み方、インテリジェンスの使い方なんだということを学べたことも大きな収穫でした。

・・・あぁ、言葉にするとなんて軽いんだろう・・・

踊りの世界では連日舞台稽古ができるというのはなかなかない環境です。普通1度か2度、数十分。今回は一週間ほぼ毎日、贅沢に一日6時間以上も使用できる日もありました。

試行錯誤や破壊と再生を繰り返すことができるのも、振付家・ダンサーのために、舞台の成功のために尽力下さった先生方、音響、衣装、照明の先生、スタッフの方々のお陰です。本当にお世話になりました。

この経験をまた今後の舞踊活動、そして人生に生かしてまいります。
すべての方に感謝を込めて。

ダンスセッション2019
「Three-in-one」
振付:平山素子
音楽:落合敏行
衣装:宮村泉
照明 : 岩品武顕
主催:埼玉県舞踊協会


ダンサーの美しさは言わずもがな多くの方が認めているかと思いますが、このよくわからないコンテンポラリーダンスの世界の面白さ、この身体性、肉体の躍動と可能性の煌めきをどうしたらもっと世に伝えられるのだろう…とそんなことも思いました。

もっと自分が身体言語も語彙も持ちたい。そしてもっと心身共にしなやかになりたい。

あとは思い出を振り返り♪

柳本さんによりコンタクトの特別ワークショップ  …からの柳本さんの舞台を全力で宣伝!の図
リハーサル後にみんなで焼肉
アクロヨガの特訓でこんなことできるようになりました(まだちょっと反ってるけど)
素子先生からダンサーのみんなへ『密る』みかんの差し入れ
楽屋にて
楽屋にてその2 水筒の中身は味噌汁
プログラムに掲載された平山素子先生の言葉
Miya memo 2019/1/22~23
Miya memo 2019/1/24~25
終演後、みんなで“素子ポーズ”