tanzhausでヒップホップのコンテンポラリー作品を見ました!

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tanzhausは「ダンスの劇場」。
ダンスのためだけの劇場があるのはドイツではデュッセルドルフのここだけだそうです。

建物内には舞台、レッスン場、カフェ&バーが併設してあり、ミュージカルが上演されるCAPITAL THEATDRが隣接していました。

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「この日になにか舞台かパフォーマンスやってないかな?」

と思い検索してたらちょうどやっているということで見に行きました。(観光客用のDüsseldorf cardを使用していたためチケット20%引き。)

開演を待ってると、中学生くらいの学生集団が来たなと思ったらその後に小学生集団の波。

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一気に賑やかに。その後、高校生の集団も。

開演が11時で、変な時間帯だなと思ったけれど、こういうことだったのかと納得。

《ドイツの学校ではこういう観賞行事は担任の先生次第。芸術や文化に積極的に関わろうとする先生にあたると美術館や舞台を見に行くらしい。なにもしない先生もいるみたいだが。。ちなみに、子供の進路を決定づける評価を下すのも担任の先生(小学4年のテストの結果で大学進学コースか就職コースかが決められる)。ドイツの学校のシステムはいろいろと自由な面、シビアな面がある。》

この公演の観客はほぼ子供たちでした。大人の客はチラホラくらい(笑)

内容は・・・

8bc8217fd30e37b7557d3527fea9a23fトレイラーがこんな感じだったので暗い感じ??と思っていましたが、

いやはやなんともカッコよかったのでした!

ステップの素材はヒップホップです。で、全体としてはクールなコンテンポラリーでした。決して格好良さのアピールではなく、表現として構築されてる感じが見てて心地よかったです。見れてよかったー!

途中着ているものを脱ぐシーンがあり(決していやらしくはない)、男女は下着のような姿になったのだけれど、子供の時からこういうのに慣れていくのか、と思いました(ヨーロッパでサウナは混浴だし。習慣も文化的にもいろいろとオープン)。でも「きゃー!」という子供たちの反応は素直。

カーテンコールでは大きな歓声と拍手。ポカンとする子供たちもいました。いろいろいて当然です。

私は単純に面白かったな、カッコよかったな、という感想(これって上から目線かしら。。)。深いとこまでは分からなかったけど良いもの見れたー!と思いました。

子供たちはなにを感じたのだろう。

…………………………

ヨーロッパではこうした“表現する大人”や“アーティスト”に触れる機会が多くていいなぁと思います。このようにわけのわからないものにも触れてこそ育つ何かあるはずです。

それに子供たちに夢をとか子供たちを主役にとか、子供にやらせるばかりではなくて鑑賞も大事ですね。

芸術が育つのも《身近に触れさせる》からなんだろうと思います。芸術は教育させるものじゃなくて触れさせるもの。芸術ではなくてもアーティストであったり、真剣にプロフェッショナルとして生きてる大人は身近にどこにでもいるから、そういうものに触れることが多い子供は豊かに育つと思います。(ここでいう“豊か”とは、モノの見方捉え方が限定的ではないこと。)

昨今のネット社会の影響は計り知れないから。特に二項対立の構造でしか物事を捉えられなくならないようにしてあげないと、、、。

あぁ、ついつい教師目線になってしまう私。

今デュッセルドルフで泊めさせてもっている友達はアート系の子なので日本とヨーロッパとの違いをいろいろと話します。
文化を否定するんではなく、日本の問題はチケットの値段だよねってところに行き着く。やっぱりチケットの値段って大っきい。でも努力している団体はたくさんある。

どうしてもまだまだ値段が高いのは質も高いけど、安いのは質も低いと思われがち。(実は私がそう思っていた節もある!反省!)

全くそうではないことを知ったので発信したくなりました。
(というのも、私のつくばの職場は、ダンスをより身近に感じてもらい、つくばの文化発展のため、ダンス文化を根付かせるため努力している団体だったから。)

日本のダンス界、表現の世界がもっと広く一般的になる日はきっともうすぐそこ。