ACLの断裂・・・お辛かったでしょうね。私はACLはやっていないので参考になるか分からないのですが私の経験をお話させていただきますね。参考になれば幸いです。

私の怪我は脛骨のスパイラル骨折でした。

手術で脛骨内に長い金属が入り、それを固定するための短い釘が4本横に入れられていて、受傷&手術から1年後に釘を抜く手術を行いましたが脛骨内の長い金属は抜かないという決断をしました。

短い釘を抜くということへの身体へのリスクはほとんどないということはわかっていたので抜きましたが、脛骨内の金属を抜くためには一度膝の骨を開く必要があり、その手術によってまた2~3週間痛みがあったり十分に動かせない期間が生まれるとのことだったため、重要な舞台とリハーサルが迫っていた私は抜かないという決断をしました。

医師に金属が入ったまま一生を過ごすことに対し質問しましたが「金属を入れてても入れてなくてもさほど違いはない」と説明されました。・・・正直なところ私は微妙に違いはあると思っています(感覚へのこだわりが強い方なので、、一般的な感覚では違いはないのでしょう。横の釘を抜いただけで大きな感覚の変化が起こりました。)

でも釘を抜かなかった決断は後悔していません。なぜなら、そのときの経験がとてつもなく大きな経験へと繋がり、勢いを落とさず走り続けたことが今の舞台活動、身体感覚の向上へと繋がっていると思うからです。

釘を抜かないことについて、それでも当時はめちゃめちゃ悩みました。どうしようかどうしようかと思っていたところ、たまたま知り合いが霊視鑑定士さんを紹介してくれたのでその人に会いに行きこの話をすると、言われたのは「あなたの下す決断で大丈夫」とのことだったので、「よし、じゃあ、抜かない!」と決めました。

この釘と一生付き合っていく、この釘は異物じゃない、もう、私の一部…そう思うようにしました。

義足のランナーや義足のダンサーがいるじゃないですか。

その方々はその身体に合わせて自分を進化させていると思うのです。
だから、人間不可能なことはないし、自分自身の捉え方次第でどうにでもなるな、良くも悪くもなるのは自分の行動次第だ、と思ったわけです。

自分の人生ですから、自分が下した決断なら、きっと後悔しないと思いますよ。

私が脛骨を骨折したのも不慮の事故でした。でも今では感謝しています。

 

・・・果たして参考になるのか・・・分からないですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

手術をした当時のブログ↓

久々に日記を。

 

 

怪我をしたのはドイツ留学中(2015年)・・・

 

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